>五十嵐 (正座している自分に立膝で腕を絡める五十嵐が可愛らしくみえて、彼が楽な体制でいられるように、脚を崩して体をこころなしかかがめた。身体を寄せてくる五十嵐の顔を見下ろすと、自分に甘えてくる弟のように思えて、彼の体に腕を回すと幼子を抱くように優しく抱きしめ)