主 2017-01-24 19:59:30 ID:c343c644c |
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>袈裟丸
失礼す…やっぱり別嬪だな、あんた。
(馴染みの従業員に通された部屋は一度も見たことがない部屋で、ここがあの人の部屋なのだと悟り。一度戸を開けば白く長い髪が目に飛び込み、次に見目の麗しさに目が引き込まれ。見た目よりも男らしい低音がやっぱり、そう溢れた音は勝手に言葉となり紡がれ賛美の声となり、自然と表情は笑みを浮かべて)
(/参加許可ありがとうございます、よろしくお願いします)
>五十嵐
(現れると同時に発された言葉に少し目を見開き)はは、ありがとうよ。世辞かどうか知らんが、素直に受け取っておくぜ。(畳の上にひろがる自分の着物の裾を引っ張って五十嵐の座る場所をつくり)あんたこそ男前じゃないか。こんな店にこなくたって、男の一人や二人、つかまえられそうだけどな。
(/こちらこそよろしくお願いします)
>袈裟丸
ふ、照れるね。だがなァ…(のそのそと畳に登り、行儀が悪いのは分かっちゃいるが少し足音を立てて近づき空けられた場所へどかっと胡座をかき)俺は見た目がどうにも若く見えるらしくてな、小姓かなんかだと思ってマトモに取り合っちゃくれねェのさ。(着物の胸がはだけるのにも御構い無しに話しつつも相手の目だけは離さずに、じぃっと見つめていて)
>五十嵐
なるほどな。おっと坊ちゃん、せっかくの着物が着崩れるぜ、あんまり乱暴に動くなよ。わざとやってんなら別だがな。(手を伸ばして彼の着崩れを直しつつ、つくづく顔を眺めて歳を推測し)俺の見立てじゃ、二十歳そこそこってとこか?
>袈裟丸
お、今までの中じゃア一番近ェな。(平気なフリだが、着崩れを直す甲斐甲斐しい姿に密かに喉を鳴らし。相手の見立てがかなり正解に近く楽しげに声をあげれば、また表情が変わり惜しいなとばかりに片眉を上げ、呟いて)正解は、あんたと同い年だ。
>五十嵐
ほう、俺と同い年…(冗談だろう、と胸中でぼやくが、そんな素振りは一切見せず)じゃあ坊ちゃんって呼び方はそぐわねえな。そうだろう、ダンナ様。(自分では一番色艶があると思っている表情を浮かべて彼を覗き込み)
>袈裟丸
ほォ…そそるね。(グッと艶の増した相手を見上げるその眼は十分に成熟した色気を滲み出すように細くなり、それとともに袈裟丸の頬を包むように右手を添え触れるか触れないかの辺りでピタ、と止まり。品定めするようにペロリと唇を舐めれば一言)…触れても?
>五十嵐
(なるほどこれは二十五だ、とやっと納得する。こんな背筋がぞくりとするような色気を出せるのは二十歳ではない。五十嵐の問いにくすりと笑って、自分から彼の手に頰をそっと擦りつけて)構わない、この時間だけは俺はあんたのものだからな。
(/昨夜は寝落ちすみませんでした…)
>袈裟丸
俺のものか、そりゃあいいな。(ぺたりと音がするように触れた途端右手に熱を感じ、その熱は己のものか相手のものかわからないまま滑らかな肌に手を滑らせ、捕まえたとばかりに首元に手を固定して。そのまま体重をかけ身体を密着させながらも、体制を胡座から立膝へと変化させて)
(/いえいえ、大丈夫ですよ)
>五十嵐
(正座している自分に立膝で腕を絡める五十嵐が可愛らしくみえて、彼が楽な体制でいられるように、脚を崩して体をこころなしかかがめた。身体を寄せてくる五十嵐の顔を見下ろすと、自分に甘えてくる弟のように思えて、彼の体に腕を回すと幼子を抱くように優しく抱きしめ)
>袈裟丸
…親子みてェだな。
(彼に抱きしめられてしまうとスッポリと包まれて隠されたような感覚に陥り、なんだか子供のようだなァなんて己でも客観的に思ってしまいクツクツと笑って。さっきよりも少しだけ近づいた目線が相手の優しさからということに気づくもここで文句を言うのも何だと思い、有り難く好意を受け取ろうと抱きしめられているためそばにある鎖骨にキスをして)
>五十嵐
(鎖骨に触れる柔らかい感触に笑みをこぼし)ずいぶんと可愛い悪戯だな。駄賃のつもりか?(五十嵐の艶のある髪をくしゃりと優しい手つきで撫でながら)どっちかっていうと、そういうのは俺の仕事なんだがなあ。
>袈裟丸
こーゆうのはお互いにし合う方が好きでね。
(頭を撫でる穏やかな手つきを感じながら、吸い付くけれど決して跡は付かない優しい唇を、鎖骨に首筋にと落としていき。跡をつけたらこのあとの仕事に差し支える、そんなことは常連客として知っていて当然、だから貪るように唇を食んでしまいたいこのジリジリとした欲を、白い長髪やがっしりとした肩などに口づけることで散らして)
>五十嵐
そうかい。そんならまあ止めはしないけどよ。
(あちこちに散らされる五十嵐の唇の感触を楽しみながら、彼の頭から背中に手を滑らせ、ちょうど子供を寝かしつけるように一定の早さでとん、とんと背中を軽く叩いていた。跡をつけたがる客も多い中、彼の配慮は妙にくすぐったくて、袈裟丸はお返しとばかりに五十嵐のひたいに口付けて、彼のひたいに赤く残った口紅をみて悪戯っぽくくすくすと笑った)
>袈裟丸
こりゃ取るのが勿体無ェな…
(額につけられたキスマークは見えないが彼の態度からきっと紅く残っていることは容易に想像できて、拭き取ろうと手を伸ばしたがクスクスと笑うその姿が可愛らしく空中で手を彷徨わせて。その手は結局袈裟丸の綻んだ頬に収まりポツリと呟いて)
>五十嵐
馬鹿なこというんじゃねえよ。ちょっと目瞑ってろ。
(こつりと軽く五十嵐を小突いて、着物の袖で彼のひたいの口紅を丁寧に拭き取り)こんなもんくっつけて街中をふらふら歩けるかい。お望みなら見えないところにいくらでもつけてやるから、冗談もほどほどにしな。
>袈裟丸
(渋々目を瞑り待っていたが、いきなり手を伸ばし額を拭いている手を捕まえると口の前まで移動させ手のひらにキスをして)…つけられんならやっぱここだろ。なァ、お願いしていいか?袈裟丸。(薄く目を開き手を解くと、次にはそっと袈裟丸の唇を指差し)
>五十嵐
(掌におとされた口付けにぱちりと目を瞬かせるが、口もとを緩めてくすくすと笑い)まったく、我儘なお人だな、あんたって人は。口紅おとすから、ちょっと待ってな。これ口に入ると苦いんだ。(と懐紙を取り出し唇の口紅を拭おうと擦って)
>袈裟丸
いいじゃねェか苦ェくらい。接吻の甘さでそんなもん消えちまうだろ?それに、苦いくらいが癖になるってもんだ。(ちぇーと子供のような声を出す姿は我儘小僧そのもので。だが一度口を開けばどこの親父だと言わんばかりのクサいセリフを言って)
>五十嵐
その可愛い顔でそういうこと言うなよ…もういいから黙ってな。(口紅を丁寧に拭き取ってしまうと懐紙は懐へしまいこんで、五十嵐の身長にあわせるように身体をかがめて、吸いつくように五十嵐の唇に自分のそれを寄せ)
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