2017-01-22 11:56:40 |
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ふふ、そうね。何がいいかしら。
( 滅多に見ることのない彼女の驚いた顔とその後の笑みに安心したように胸をなで下ろし。早く早くと裾を掴む相手の愛らしさに妹が出来た気分になりつつゆっくり店内へと足を進め、自分の目線の位置に合わせて作られた棚に並ぶ髪飾りや指輪を1つ1つ手に取っては少し下にいる彼女に見せるというのを数回繰り返した頃。先程の梅の花が描かれた反物の傍に乱雑に積まれた髪飾りを見つけ。何処と無く反物に描かれた梅の雰囲気を感じさせるそれは薄桃色をした縮緬のリボンに乳白をした薄い布で作られた梅が付いており、その可愛らしさに思わず目を輝かせて。然し彼女も欲しいものが有るだろうし、今日くらい沢山買ったって撥は当たらないだろうからとまたしゃがみ込んで彼女の意見を求め。 )
どうかしら、何かお気に召すものはあった?
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