2017-01-22 11:56:40 |
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同じもの?白ちゃんと?
( わざわざ自分と目線の高さを合わせるために膝を折り曲げて話しかけてくれる相手の然り気無い優しさに癒された次の瞬間、耳に飛び込んできた言葉を思わず反復してしまい。一座の中では一番仲良くしてくれていると勝手ながら思ってはいたのだがまさかそのような申し出があるなんて予想出来る筈もなく、驚いて瞬きを数回、問い返すその顔に浮かぶきょとんとした表情は幾らか間抜けだったかもしれない。事実が飲み込めてくると徐々に嬉しさがこみ上げてきて、溢れる感情が笑みとなって零れ、片手を上げて相手の着物の裾を摘んで急かすように引っ張り )
――勿論!私も欲しいわ。ささ、そうと決まったら早く行きましょう!可愛いものはすぐ逃げちゃうのよ?
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