【　　愚　aあ　カ物あああ　　】　　/　※

　【　　鐡 学　　】

　────此処まで読んで頂き感謝するよ、どうも有難う。此処に来て俺達に興味を抱いている君はかなり趣味が良いらしい、静かなクラシックを聴きながら話がしたいね。そうだな、今の気分はベートーヴェン辺りかな。（　　目細め　　）…おっと、少し話が逸れてしまった。もう上の規則とメニューには目を通して貰えたかな？見ての通り一癖も二癖もある男達が指名出来る、と言っても全員が全員純粋な人間とは限らない。（　　にま　　）君の眼に映る通り善人かもしれないし、悪人に見えて実は善人、善人に見えて本当は極悪人…なんてことも有り得なくはない。まあ尤も人間ですらない者も居るかもしれないが、ね。（　　ちらり　/　瞳だけ動かし　　）その裏の顔を引き出すのも良し、更生させるのも良し、共に闇に染まるのも良し。嗚呼そうだ、恋愛なんていうのも面白いかもしれないね。…但し、もし騙されていたとしても苦情は受け付けていないから注意して欲しい。（　　食指立て　　）

　それともう一つ、君が善人か悪人かは知らないが、もしかすると俺達の方から一対一でコミュニケーションを取りたいと告げることが有るかもしれない。それを断るも受け入れるも君次第だ、強制という訳じゃないから安心してくれ。（　　こくり　　）まあ人間なんて二面性が有っておかしくない生き物だ、裏の裏という可能性もあるしね。気楽に行くとしよう。──…さて、心の準備は出来たかい？（　　そっと手差し出し　　）



　　　〝　　 君ノ選んだ　アノ人は、　悪人？　それトも 善人？　そモそも　善人なんテ 存在　しなイ？　はたまた ソの逆？ 　誰カと　答え合わセ なんテ　出来ない、　君ニ 暴けルの？　　〟