_ 2017-01-14 22:57:09 |
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>28 背後様 (/遅れてしまい申し訳無いです。そして背後様のとても綺麗な文章に興奮しております…!比べ私の文章はまだまだですのでもし解りにくい点などありましたらなんなりと申してくださいね!キッチンダイニングは一緒になってる構想を想像していましたのでその発想をそのまま使っていただいて構いません!可愛らしいです^^ 攻撃的な部分があったほうが今後の変化がわかりやすく、お互いがゆっくり慣れて行く様な様子を描けたら楽しく思いますので大丈夫です、それでは背後はこれにて引っ込みますがなにか分からない部分や相談などその都度お聞きくださればと思いますのでよろしくお願いします!)
>翡翠
(それは人ではない、一匹の獣の姿だった。手を伸ばしたその瞬間突発的に相手が地面を蹴り口枷が悲鳴を上げながら飛び掛かってきた。その姿はお世辞でも人とは呼べない姿形さえ狼と錯覚する様なまさに獣そのものだった。その素早さから下げそびれた手はその儘に、相手は擦れ擦れの距離で床に倒れこみ鈍い音が響く。もし拘束が無ければ伸ばした腕はこの獣に喰い千切られていたのでは無いかと思うとゾッとする、倒れ込んでもなお喉の奥から絞り出す様な声を発する相手の姿を視線だけで追い掛ければその目には憎しみや怒りの色が映っている。人が獣人達にしてきた事がどれ程のものかを物語る様で直ぐにでも目を逸らしたいというのが正直な感想だ。然し乍ら放って置くも出来ず如何にか和解をしなくてはこの先の生活にも支障をきたす上、無理矢理といえど引き受けてしまった以上は如何にかこの子の世話をしなくてはと生まれ持った責任感の強さから意を決せば未だ唸りを上げる相手の前に座り犬に遣るのと同じ様、此方に敵意はないと掌を相手の前に差し出し乍「…別に御前に何かしようなんざ考えてねぇよ。」と。とはいえ目の前にいる獣は元は人間、思考回路は複雑。その様な言葉一つで相手の心を開けるとは思ってもいない。徐に立ち上がり相手から離れてゆけば其の儘リビングに姿を消し。向かった先は相手の見えぬキッチン、捕まった身だとするならば暫くなにも口にしてはいないのではと考えた為に食べ物を用意する事に。長年の一人暮らしで身に付いた料理の腕はそれなり、冷蔵庫に寝かせていた鹿肉を手に取りフライパンで焼き始めては調味料を手に相手の為の食事を用意、暫くして出来上がったそれを皿に乗せ廊下から顔を覗かせては「御前、腹減ってるか」)
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