青葉君はベッドの上で上体を起こし、病室の窓から外を見ているようだった。「青葉君っ!」私が駆け寄ると、振り向いた青葉君は左手で私を制し、右手の人指し指を自分の口元に当てて、静かにというジェスチャーをした。