「あ、そろそろ授業始まっちゃう」 茜は少し急いで席に着いた。私も前に向き直り、先生が来るのを待つ。 (でもあの青葉くん本物なのかな...) もし本物なら次元を壁を越えてこの世界にやってきたことになる。 (ありえるの?そんなこと...) 何故か悲しそうに見える青葉くんを横目で見て、ため息を吐いた。