「なんでって…前にも来てくれたし、ライブにも来てくれてたでしょ?」 「前って、もしかして…病院のこと?」 「うん。覚えててくれて嬉しいよ」 「もちろん覚えてるよ!だって青葉君は私の…」 「?」 間が数秒あいてしまい、青葉は首をかしげた。 「あ、ううん。なんでもない!」 愛はその先の言葉が「好き」だと気が付き、全力で誤魔化した。