匿名さん 2017-01-03 16:36:08 |
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…其処で何をしているんだ?
(由緒ある家の息子なのだから、という理由で日々ほとんど休みもなく詰め込まれた習い事。今日も今日とて外部から来訪してきた講師にああではないこうではないと言われるのを表面上では大人しく聞きつつ、内心はそろそろ休憩がしたいと上の空。そうしているうちに何やらばたばたと屋敷の者達が慌ただしくしている雑音が耳に入り、普段は静かな屋敷であるのに珍しいこともあるものだとぼんやり考えていると、静かなノック音の後にそうっと開かれた障子。その向こうに居た者から、本日より己の護衛をする者が来たという内容の言伝を聞いたことにより、すっかり忘れていたその存在を思い出し、つい出そうになった溜息を抑える。相手方が来たということは即ち、習い事が終わってものんびりとはできないのだ。顔合わせから何からと時間が掛かることは幼い頭でも予測出来る。元来慌ただしいのが苦手である己からすれば残念であるが仕方がない、その代わりにこの習い事は途中であるが支度を理由に抜け出してしまおう。そう思い付くなり頭のずる賢い部分を働かせ、適当にその場を抜け出しては自室に向かって歩き出し。途中、廊下に見知らぬ真白な少年の姿が視界に入りぴたりと足を止め、年齢は二つ三つは上だろうか、どうにしても然程差はないように見え。そんなことより見たことがないということは先程到着したという家の者だろうか、しかしそうだとすれば客が何故廊下に居るのかという次なる疑問が浮かび上がり。その疑問を晴らすべく、再度歩みを進めて彼の横に立っては声を掛け。)
(/初回文ありがとうございます。また此方も大変遅れてしまい申し訳ございません…!
ロルがとても分かりやすく丁寧で、感服しております。また可愛らしい雛鶴が目に浮かぶようで、この先の彼も今から楽しみになってしまいました…!それでは此方の年齢は小学一、二年生程度とさせて頂こうかと。それにしては大人び過ぎているかとも思ったのですが、あまりに幼い鶯丸というのが想像つかず…ですが、何かございましたらお申し付けください。ロルそのものについても形式等で気になる点がございましたら遠慮なく、訂正させて頂きます。
そう思って頂けて良かったです…!あんなことがあったなぁ、という話の流れからでもやりやすいかと。)
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