814 2016-12-28 21:34:57 |
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【ステラ】
重傷だぁ?…ったく、勝手に死ぬなとは言ったが、死ななきゃいいってもんじゃねぇぞ
(死者がいないことには内心で安堵したが、重傷者が出ているという点には眉を吊り上げながら呆れたように呟いてしまう。敵わないと思ったら逃げろ、怖くなっても逃げろ、戦場で臆病風に吹かれるのは生きたいと思う何よりの証拠だ、と散々言って聞かせていたというのに。まさか、部下が逃げ出したら隊長が笑われるとかくだらない意地を張ったからじゃないだろうな…と一瞬考えてから、さすがに自意識過剰だな、と薄く自嘲の笑みを浮かべる。「お前もだ。死ぬ事は絶対に許さねぇが、でかい傷を作ることも許さねぇ。戦場で散ることは名誉で、出来た傷は勲章だとかくだらねぇこと抜かす奴もいるが、俺の部隊でそれは認めない。お前らは全て終わった後の国を引っ張らなきゃならねぇんだからな」と、何度口にしたか分からない言葉を改めて口にして)
【政府軍同僚】
ふーん…まあ、お前と一対一で戦えるような猛者とは間違っても戦り合いたくねーし、なにより俺は自分の命が可愛いからな!やっぱやめとくわ!
(グレイの言葉は嘘では無いのだろう。それは嬉しく思うのだが、普通に考えれば他人を気遣う時に不機嫌な様子など見せはしないはずだ。どうやら自分が銃使いと会うのが嫌らしいが、その理由まではよく分からない。下手に突いて藪蛇を出すのは御免こうむるとばかりにけらけらと笑みを浮かべてはそんなことを口にして。そこでふと思い出したことがあり、試しに聞いてみるかと考えては「なあグレイ、反乱軍にはすっげぇ狙撃手がいるって話、知ってるか?」と切り出す。「誰も姿を確認出来ないくらいの超遠距離からの狙撃を確実にこっちに当ててくる化け物でさ、こっちが何百人やられたか数えるのも面倒なくらい」と憂鬱そうに溜め息を吐きながらそう告げ、続いてこう口にする。「けど、あの銃使いが戦場に出てる時は全く狙撃されないんだよな。最初はそいつが狙撃手かとも思ったんだけど、あんな腕前を持つ狙撃手がわざわざ前線に出て来るわけ無いだろ?偶然なのか知らないけど、グレイが出る戦場で狙撃されたって報告は聞かないし…何か心当たりとかあったりするか?」と聞いてみて)
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