814 2016-12-28 21:34:57 |
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【グレイ】
何だかんだ付き合いはかなり長いんだぜ一応。名前くらいは覚えてる、滅多に呼ばないけどな。
(対峙するとつい頭に血が上ってしまうので、落ち着いて名前も呼ばないのだ。ここ最近は特にその傾向が強いような気がする。頻繁に遭遇して頻繁に殺しあってをしていると必要以上に苛立ちが募るし、暫く休暇を取りたいような気もした。会わなければ会わないでそれはそれで落ち着かない、というのが解っているので、現実にはできないのが困りどころだが。そもそも、その間も仲間が戦っていると思うと絶対に落ち着かない。思考を散らしながら頭を掻きつつ、ぼんやりと親友の話を聞いていた。が、しかし、会ってみたい、という言葉を聞いた瞬間、ちょっと不機嫌に目を細め、「会わない方がいいぜ、ほんとに。……おれ、お前に死んでほしくないしな。」とつぶやきをこぼし。なんと言うか、また微妙にわだかまった気持ちになってしまう、大切な親友を心配しているのか、なんなのか、自分でもよく分からない情動し突き動かされるまま呟いてしまっており。
【反乱軍部下】
えぇ、偵察のようです。
(努めて冷静を装いつつ、控えめに頷き。基本的に口は悪いものの、仲間に対しては、確かにいつもら口は悪いものの、発露することのない激しい苛立ちぶりに少しびくり、としてしまい。だが、あの政府軍の男が絡むと割とあることの様にも思える。そこまで思い至るとまた嫉妬などの薄暗い感情が胸の内を満たしてしまい、それに自己嫌悪を覚え。また、政府軍の彼に対する憎悪も面に出さないようにはしているが強く覚えてしまって。ステラさんが自分達反乱軍に向ける感情は、政府軍の男に向ける感情の強さには及ばない、それが感じられる度に苦しくなり。先程から思考は堂々巡りだ。楽しみ、か、と頭の中で彼の言葉を反芻し。負傷者について問われれば、「全部隊、死者は出ていません。重傷者は2名ほどですが、医者によると命に別状はないそうで。どの部隊も各々の戦力で対応できています」と、反乱軍についている医者の言葉や、各部隊長の言葉を思い返しながら報告し。
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