きつね 2016-11-29 18:57:25 |
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>>彩月
…おお、こりゃまた俺よりも鶴らしい猫だな。
( 完全に闘争心も歩み寄る意欲も削がれてしまうと門の前に突っ立ってぼんやりとしていたが、不意に思いの外近くから猫の鳴き声が聞こえてくると其方へ視線を遣り。足元には真っ白な子猫が座り込んでおり、しかし怪我をしているのか前足が赤く染まっていて。そっと抱き上げてみれば暴れられる事も無く、怪我の状態を確かめるように下から患部を覗き込みつつ子猫に語り掛け )
>>粉雪
…主の為に散る。刀として、せめてもの誇りだ。邪魔はきみでも許さないぜ。
( 相手の言葉が優しさか厳しさか己には判断は付かないが、最期は主人の為にと顕現した頃から一人心に決めていた事で。無論その日が来るまで決して折れたりしないのは勿論の事、その時が来れば躊躇い無く身を差し出す覚悟はとうの昔からできており。その決意を誰かに打ち破られる事ばかりは我慢ならず、静かな声で独り言のように呟き。しかしこんな空気は自分には不似合いであると感じれば、直ぐにへらっと相好を崩して軽口を叩き )
まぁ、そう近い未来の話じゃないさ。きみはきみらしく能天気で居てくれ。
>>薬研藤四郎
…この本丸でもきみ達は仲が良いらしいな。安心したぜ。
( 兄の事を語る相手の表情を見ればどれ程兄弟仲が良好であるのかが窺え、穏やかに頬を緩めると膝の上に頬杖をついて告げ。回りくどい言い方ができずにはっきりと口にした結果、相手が多少なりとも動揺しているらしい事が横目で見ているだけでも伝わってきて。返って来たのは棘を含んだ言葉であり、あまり敵意を抱かれては本末転倒であるのは言うまでも無く宥めるように片手を左右に振り。「ああ、分かってるさ。そうカッカするな。何も俺はきみ達を破壊しに来たわけじゃない。政府の命令がどうあれな」一先ずそれを実行するつもりが無い事を先に告げると、再び湯呑に一口口を付け。それを傍らに置くと姿勢を正し、笑みを浮かべながら言葉を続けて )
主が刀剣の破壊は避けたいと言っている。だからできるなら、きみ達と和解がしたい。方法は分からんが、兎に角きみ達が更生してくれれば政府の人間は何も言わないだろ。まぁ簡単に言えばそういう目的で来たんだ。
>>大倶利伽羅
……俺にはきみと主の事はよく分らんが、大抵そう思ってるのは自分だけだ。
( 果たして己の説明が相手に伝わったかどうかは怪しいが、その様子からして理解しようとしてくれているらしい事はわかり笑みを浮かべてそれ以上は何も言わず。この本丸で起こった事を全く知らない以上相手の言葉を完全に理解する事はできないが、何かがあったらしい事は十分に伝わってきて。何故だか今にも壊れてしまいそうなその出で立ちを見ていると、堪らなくなり歩み寄って頭を撫で。些か手付きは乱雑であれわしゃわしゃと撫で回せば、なんの役にも立たないだろうが自分なりの意見を述べ )
俺んとこの伽羅坊の分かりづらい感情表現だって、主はしっかり理解してる。きみみたいに素直な奴の気持ちが伝わらん訳が無いさ。
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