刀。 2016-11-28 23:46:52 |
通報 |
はは、馬鹿でも風邪はちゃんと引くよ。現に、僕の本丸でも御馬鹿しか風邪は引かないからね( くすり )
あぁ、そうだ。少しだけ実験的に乱くんと燭台切くんを入れさせてもらったよ。所謂分岐点みたいなもので、乱くんか燭台切くんどちらか一方を交えた会話も出来るってだけ。勿論このまま獅子王くんだけの一対一の会話でも大丈夫。
ん?違うの…、いや、俺が違うのか
( 言いかけた瞬間今の自分の姿を思い返し。今は現代の若者、いわば相手と同じ位の年齢に値する姿だということに気付き。しかし、否定したところで自分が刀の付喪神だと相手に伝えたところで信じてくれるのだろうか。折角できた人の子の友人を失ってしまうのが怖く感じ上手く口が動かず。話の流れを変えるように、此方の名が届かないことに集中すれば相手の口から放たれた‘ライオン’という単語。以前誰かから西洋の獅子の名前だと教えてもらったソレに目を輝かせ )
おぉっ!いいな、それ!
【乱】
まったく、主さんも人使い荒いよねー
( 口をツンと尖らし手持ち無沙汰な手をくるくる自慢の髪に絡ませながら長い廊下をすたすた行く当ても無いまま歩みを進め。数刻前、主に頼まれた政府宛の文を薬研と一緒に城下町まで投函しに行ったのはいいが帰りに甘味処で休憩する駄賃を貰えずご機嫌斜めに。薬研はどこかに行き、することもなくぶらぶらと暇を潰せる所を探せば何処からか200年前から少年が来たと耳に入り。これは是非とも見てみたいと何処か何処にいるかと歩みの速さを加速させ、歩幅も自然と大きくなり。 )
【燭台切】
今日の夕餉は何にしようかな…
( 籠に入った先程収穫されたばかり野菜を見つめれば本日の夕餉の献立を考え厨へと繋がる廊下を歩いて。そういえば、風呂に入ると言っていた獅子王くんがどこかに走っていったのと主の部屋が騒がしかったのは関係があるのかと蚊帳の外であった自分は何もわからず首を傾げるばかりであって。当然、獅子王が少年を拾ったこと、更にはその少年が主の生きていた時代からやってきたことなど露知らず。 )
トピック検索 |