主 2016-11-21 19:45:29 ID:16fa57fe9 |
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>白うさぎ
───あ…。白うさぎか
(大した用などないが、街に来た理由としては今夜はどうも眠りにつけないので暇を潰すつもりでこうしている。とは言っても、普段から生活のバランスは安定しない。昼夜が逆転するなんて自分にとっては問題もない事だ。辺りを歩き回ろうかとしたが、ふと背後に気配を感じすいと振り向く。衣服の裾が軽く揺れた。僅かな明かりに反射し、爛々と輝く金色の目の先には見知った人物がいる。けれど仲が非常に良いと訊かれたらそうだとは言い切れない。何度か見かけた記憶はあるが、今まで声を掛けない場合があり
>ディー
いや、その二択から答えるなら前者の方だ。目的はそっちが近い
(妖しく揺れ動く妙な煙はいつもの姿へと戻った。それと同時にこちらへ近付いてくる足音をキャッチしては、反射的に顔を向けた。視界に捉えた赤い髪の持ち主はディー。手にしている林檎は髪色の負けず劣らずに赤く、どこか血の塊のようにも見えた。発した声はまるで砂糖の如く甘く、ぬるりと耳を通過していく。完全に色の混じった声ではないため、いずれにしてもからかってる気だろう。そう口の中で呟く。淡々とした口調で返事をした後、何故だか違和感を感じた。正体はすぐ分かった、あの片割れだ。「…珍しいな。ダムがいない」と独り言のように言い
(/絡んでいただきありがとうございます。こちらこそよろしくお願いいたします)
>アリス
(鬱陶しいくらいに生い茂る森にて、一本の樹木を支えにして寄りかかり、地面に座っている。首を前に垂らし、枝の隙間から零れる木漏れ日に当たりながら静かに息を吐いている。どうやら眠っているようだ。気持ち良く眠りについており、穏やかな寝顔は普段の無表情とは違った雰囲気を醸し出している。その最中、少女と思しきソプラノの声が響き渡り薄く目を開く。突然のせいかキンとしたそれを耳障りに聴こえる。片方の耳が1、2回は素早く左右へ動いた。ふと目に入った眩しい日差しを遮るつもりで、フードをより深く被り
(/絡ませていただきました。これからよろしくお願いいたします)
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