さてさて…(生徒会室の扉を開いて僕は足早に安物のストーブに直行する。スイッチを入れると非常に緩やかにオレンジ色の明かりが辺りを照らし始める…部屋の電気も付けずにそうしたものだから、真っ暗な部屋に不気味な薄明りと僕の背中が入り口からは見えるだろう。学校の七不思議を増やすことになったとしても僕はかまわない、そう、寒さに敵わないからだ。)