書く人 2016-10-23 07:05:36 |
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とにかく、空を飛べることで、かなり、状況がよくなりました。
女の子は、木の枝に座って、木の実を食べながら、これから、どうするか、考えました。
女の子の座っている枝の、向こうの枝に、カケスの奥さんが、二羽、とまって、おしゃべりしていました。
「それがね、『銀匙の母』に、言われたんですって」
「『銀匙の母』って、あの、占い師の!?」
「そうなのよ、それでね、うまくいったらしいのよ」
「アッラ〜、私も相談しようかしらん」
「でもまぁ、妖精の国は、遠いからね」
「そおよね〜」
妖精の国…
占い師…
相談…
うまくいった…
「銀匙の母」…
女の子は、耳ダンボにして聴いていましたが、カケスの奥さん達は、「子供を迎えに行く時間だ」と言って、それぞれの方角に、散って行きました。
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