その感覚は凪を癒し、空腹感を増やしてしまう。 「腹減った」 「すぐ、すぐ作るからもう少し待ってて」 凪の言葉に桜夜は焦る様子を見せ、キッチンに向かう。 鎖は邪魔だけど、こんな日々も悪くはないのかもしれない。 桜夜が嬉しそうで、その隣にいると凪も嬉しい。 そんな事を思い、凪は自身の鎖を見つめ微笑を浮かべた。