誘拐犯 2016-09-03 12:40:30 |
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(/ 引き続きすみません。以下は、背後様のご希望を元に作成した当方キャラのプロフでございます。大変長くなってしまいました……ご確認していただくのにかなりご負担をおかけしてしまうと思います、申し訳ありません。
この要素は外して欲しい、こんな要素を入れて欲しい、なんかコレジャナイなどのご要望、ご不満等ございましたら、是非お気軽にお聞かせください!)
❶ 名前 ロドリゴ・ガルドス
❷ 年齢 43歳
❸ 身分 スペイン系移民3世
連続殺人犯・全国指名手配犯
❹ 容姿
白髪混じりの短い黒髪。瞳も黒く、スタンリー・キューブリックのような濃い目の隈も相まって、強い目力が特徴的。頭身の高い長身痩躯(181cm)で、胸板が厚く、年齢の割に筋肉質でよく引き締まった体型。スペイン系らしく彫りの深い顔立ち。若い頃はその濃く雄らしい容貌からそれなりに女性を惹きつたのだが、積み重なる年齢と長い潜伏生活の為、今では深い皺と疲労が刻み込まれてめっきり老け込み、肌は浅黒くくすんでいる。顎には疎らな、やはり白髪混じりの無精髭。指なども骨ばっており、全体的に粗野で無骨な印象。服装は黒や紺のシャツにGパン、古着じみた上着といった地味なもの。
❺ 性格
普段は容易に他人を近づかせない野獣じみた危険さを醸し出す、荒々しい男。だがそれは自己防衛として周囲を威嚇すべく演出しているもので、本来は信じ難いことに穏やかかつ寡黙、堅実で、不器用である。
異常な殺害衝動さえ除けばロドリゴは意外にも常識人で、正体を知らない隣人から「見た目は怖いが悪くない奴」と評されることが多く(まるで見当外れなのだが)、潜伏先の街でも比較的に受け入れられやすい。ヴィヴィの達観した皮肉や命知らずな度胸にも、犯罪者の立場でありながら突っ込んだり説教したりしてしまう有様。尚、本気で怒るときは「ヴィオレット!」と本名を呼ぶ。
しかし昔から家事が苦手で、その全てを一任した彼女には中々頭が上がらない。家事周りのことでは逆にヴィヴィに叱られまくりで、遥かに歳下でありながら芯の強い彼女に尻に敷かれている節がある。
娼婦に育てられたこと、逆境のために幼くして人間の生々しさを見させられてきたことなどの共通点を持つヴィヴィはまるで昔の自分のようで、最初にそれが気になり手を上げなかった。やがて、自分と違い賑やかで饒舌なところ、世界を冷徹に見渡し皮肉を編み出す鋭い賢さ、自分と対等に振る舞う心の強さなどに惹かれていく。
しかし人間としての心の触れ合いは後述の黒人の親友以外ほぼ皆無だった上、不信感を持たず、何かしてやりたいと思えた初めての女性とあって、彼女への接し方や自分の感情の隠し方がわからず、良い歳して酷くヘタレ。
余談だが、唯一の趣味(?)としてリクガメのカシオペイアを飼っており、彼女への餌やりや甲羅の手入れを怠らず、どこに逃亡するにしても彼女を手放すことはない。ロドリゴは亀のカシオペイアには心を開き、敬意を持って接している。カシオペイアもカシオペイアでかなりタフな方らしく、どの環境に連れて行かれても泰然自若に振舞っていて、日光浴さえできればそれで良いらしい。
❻ 犯罪
計画性のある場合は斧、ない場合は辺りにある石や煉瓦などで被害者の頭部を一撃する連続殺人犯ガルドス、通称「ロレーヌの撲殺魔」として悪名高い。最も原始的ながら凄惨な殺害方法から、現代フランスのシリアル・キラーの代表格に数えられる。
最初の殺人は14歳の頃。酒に酔うたび虐待を繰り返す父親からあるとき本当に殺されそうになり、ついに激昂、家にある斧で殴り殺したのが始まりだった。
以来、ロドリゴの中で「身を守りたければ殴り殺せ」という過剰防衛の意識が本能レベルで刻みこまれ、これが以降全ての事件の原動力となる殺人衝動へと繋がっていく。彼の中では、普通の無学で寡黙な人格と、高知能の犯罪脳を秘めた殺人鬼の人格が表裏一体で共存しており、生来犯罪適性が高い人間だったことを伺わせる。
尚、男は時に無差別でも襲うが、女・子供は襲っていない。これは人道上の理由によるのではなく、単に彼らを防衛が必要な脅威と見なしていないからである。
❼ 半生
▼ 14歳まで
スペイン内戦を逃れてきたスペイン系移民の家系で、移民系売春婦の斡旋をしていた父親、彼の元で働いていた売春婦の母親の間に誕生。パリの移民街で育つ。
▼ 14歳以降
父親を殺害、パリから逃亡。フランス国内の移民街を転々としながら、生活費を稼ぐ窃盗手段、或いは自衛手段という名目で、撲殺を繰り返す。
▼ 20代以降
ロレーヌ地方に落ち着き、そこを拠点に、国境越えを容易にしたシェンゲン協定成立を利用して麻薬取引の仲買人を開始。一財産を築く。取引を巡るトラブルの解決手段、威嚇手段という名目で、撲殺を繰り返す。
▼ 30代以降
麻薬取引の捜査網をきっかけに、過去20年間相次いだ撲殺事件の犯人として警察から疑われ始める。麻薬取引のことで尾行していたのだと思い込んだ私服警官を路地裏に誘い込み、撲殺してしまったことで、ついに犯人確定。全国指名手配に指定され、以降は差し押さえられていない財産を切り崩しながらの逃亡生活を余儀なくされることに。
▼現在
10年近くに及ぶ逃亡生活に疲弊。殺された私服警官の仲間だった刑事に執拗に追い詰められた末、ついに腹部に重傷を負う。しかしかえって奮起、包囲網を打ち破り飛び出すと、逃げ込んだ先でひとりの少女を人質に攫い、警察を脅してまた別の街に行方をくらませた。傷の治療に努めながら、躊躇っていた国外逃亡をいよいよ視野に入れ始める。
❽ 備考
▼10代のころに苦楽を共にした、アフリカ系移民の陽気な黒人の男を唯一の友人に持つ(彼はパリでスリ師と車の整備工を両立している)。逃亡生活が始まってからは数度の電話でしか接しておらず、最近は疎遠。尚、カシオペイアをくれたのは他ならぬ彼。
▼20代のころから世話になっている、麻薬売人の元締めであるフランス系マフィアの白人の男を上司に持つ。学のないロドリゴは、その上司の策略で自分の報酬が不当に減らされていたことには気づいていない。
▼母親の職業柄、パリの娼婦たちのネットワークに通じており、そこから裏世界の情報を仕入れている。当然、探せばヴィヴィの継母にも辿り着くことができるだろうし、ヴィヴィの出生の秘密を探るにはこれほど適した情報網もないだろう。尚、娼婦たちにはある種親近感を持ち一定程度親しくしているが、同時にその娼婦に育てられた者としては、彼女らを女として見ることなどとてもできないし、人間としても信用できずにいる。
▼過去何人かの関係したことがある女性は、移民街時代の仲間か、仲買人時代の同業者に限られる。しかしいずれも、結局は男としての飢えや寂しさを満たしたかったのが本音であり、母親を見ての女性不信で心からは信頼してやれず、人間的な深い付き合いまで達することはなかった。貴方は女を愛せない、と過去の恋人に指摘されたことがある。
(今のところはここまでです……! ご質問、ご要望などいただけましたら幸いです。)
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