ぜろ 2016-08-30 23:43:50 |
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「そうだなぁ…今はいやいや期に入っちゃって、結構嫌われてるかも。女の子だし、可愛いっちゃー可愛いけどね」
彼は軽く笑いながらそう答えた。
子供が好きだった私には、彼のその答えに今きっと幸せなんだろうなぁ 、とか、ふと考えていた
「ありがとうございましたぁ」
いつもの佐藤さんのダルそうな声。
私が店から帰る時、改めて最初に感じたのは、佐藤さんは私より背が低いということ。
「鈴木さん結構背高くない?」
鈴木あかり。
遅くなりましたが「私」の名前。
そうですか?ヒールはいてるからですよ
なんて言いながら自転車へ向かう。
「じゃあ気を付けて帰ってね」
はい。
と答えてその日は自転車で家まで何事もなく帰った、
特に、佐藤さんのことを再び思い出すこともなく。
ーーこれは確か三年前
ああなるとは思わなかった。
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