嘘が御好き ( HSJ / nl or bl / ﾃｷﾄｰ王子募集)

あー、確かに（　ぽんっ　）絵描くの上手なんだぁ、あかねちゃんの絵、楽しみぃ（　ふふ　）



んー、まぁ俺三人くらいに分裂出来るから大丈夫だよ（　にへら、/←　）
んぅ（　悩み　）じゃあいいとこどり？（　にま、　）お互いに自分が負担になってるんじゃないかと思ってて、引きとめてほしいあかねちゃんが別れ話をしたから、俺もそれに乗った。って感じ？（　こて　）それで俺がフリーになったことを聞きつけた今カノちゃんが現れて。かな？（　むむ　）







……──まで、お願いします。はい。
（ 相手が乗り込んで来たのを確認すればタクシーの運転手へと自宅への道を告げて、背もたれへと体を預ければ隣へと座る相手の動きが視界へと入り、なんとなく視線だけではなく顔をそちらへ向けて見ていればスマホを取り出す動きが見え、自分と同じようにもしかしたら恋人からの連絡なのかもしれないと思えば少しだけ顔を引きつらせ、だが直ぐに彼氏が出来たのなら軽々しく男の家へと入り込むわけがないと自分を納得させようとするが、頭の中からその考えはなかなか消えない様でひとりぐるぐると考えていて。相手が顔をこちらへ向け、声を掛けられればはっとしたように目を開いてから｢ ……明日？ ｣と一旦言葉に出し、｢ 明日はなんもないよ。ちょうどオフだから部屋の片づけでもしようと思ってた 。｣と素直に思っていたことを告げれば相手から視線を外して窓の外を眺め、ぽつ、と一粒降ってきた雨を見つめれば、そういえば今夜から明日の朝にかけて酷い雨になるかも知れないと朝の番組が告げていたな、などと“相手に恋人が出来ていたら”の思考を押し出すように考えていて。 ）