博多っ子 2016-08-11 18:08:59 |
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( 自分勝手に失恋した後は家に着いても心ここにあらずな雰囲気で何度親に心配する声を掛けられたか分からないくらいで。勢いよくベットに寝転べば浮かんでくるのは二人の光景。ついついその彼女と比べてしまう醜い自分が居て。どうせ、過ごしてきた時間も中身も全部彼女に勝ることなんてないだろうに。枕に顔を押しつけるようにして其の儘目を瞑って夢の中へ入れば____学校からの帰宅路、何時もは大好きな人に会えるバイトという事で自然と足が進むのだが今日はいつもと違って足取りが重い。勿論、其れはシフトの今日までずっと己の脳内を洗脳していた " 彼女 " の事。ふと、いつかその彼女の事について彼から惚気でも聞かれたら己はどうすれば良いのだろうか。そんな事を考えるだけで足枷をつけているように前に進めなくなる。お店のドアを開ければ見慣れた軽快な音が耳に入ってくる。己が入ると同時に常連さんとすれ違い「 あ、はい。ありがとうございます、」その先に居るであろう " 彼 " を視界に捉えないように意識しながらも口角を上げ微笑み。直ぐ様降ってきた優しい声。こんな時に限ってやけに彼の声が鮮明に聞こえてくる。「… 時人さん、こんにちは。今日も宜しくお願いするけんね_____あ、うち荷物置いてくるたい。」一瞬、彼と目を合わすも軽い会釈と同時に其の儘逃げるようにバックヤードへ足を進めて。己は幼稚すぎる。これじゃあ、彼に気付かれてしまうではないか。もっと、大人になりたい。彼と一緒に居たあの彼女のように。彼に釣り合う人になりたい。小走りで向かう途中に軽く溜息を漏らして )
( / この後、距離が近付くハプニングなんて言っていましたがどのようなのがご希望ですか?レス返すの遅くなって申し訳ないです;近々、不定期になりそうですがお付き合い頂けると有り難いです^^; )
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