匿名 2016-07-26 11:48:37 |
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自分の息子からの手紙が多少冗長気味になって煩わしがる親は居ないよ、……いや、うちの母はどうか分からないが。
(よくある家族の一般論というやつを挙げてみてから、ふと自分の親の顔が過ぎり。無駄なことが嫌いというより、本題以外に興味の無い母は、きっとそんな文章は読まずに飛ばしてしまうだろう。そんなことを思うと苦笑浮かべぽつり付け足して。「じゃあ君の幸せを1つ僕が有難く頂くとして、今度何か返さないといけないな」握りしめた拳を開きぱくりと口に放り込む動作をして笑うと、次は相手のペンの動きへ珍しそうに視線を移し)
こっちでは大して珍しくもないさ。そりゃ、ごろごろ居ると言うわけでもないけどね。僕は君のこの繊細な黒髪の方が好きだよ
(さらり、と相手の髪に指を通し、その流れでペンを持つ手元へ腕を伸ばすと、静かに相手の指を解いていきするりとペンを抜き取って。どうやったのだろう、なんて不思議そうにペンを観察してから、見よう見まねで指に挟んでゆらゆらと揺らし始めて)
聖マンゴ? ……見舞いには行かなくていいのか?
(思いがけず出てきた言葉に先ほど思い浮かべた母の顔が再び過ぎってぴたりと手を止めるが、すぐに何事も無いようにペンを揺らし始めると、視線はそちらへ向けたまま尋ね)
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