Nec possum tecum vivere, nec sine te. / 非募 　

ば、ばいとますたー……。収入と支出は比例しますからね、仕方ありません（共感）。マグカップもいいですよね…！ あちらのトピでお話したハリポタショップで、スリザリンのマグカップを買おうと思っていたのですが…呪文マグにやられました…あれ欲しい……。

あっちょんぶりけ（白目）なあるほどなるほど。ではでは、こちらの母とそちらのお父様が気の合うライバル同士、こちらの父はひとりマイペース、な感じにしてみようかな…！
そして、家族背景がとてもこまやかで感激しました！ こちらもゆっくり考えてみようーー！
こちらが純血育ちなのでなかなか面白い交流になりそうですね！ そわそわ

同室にしましょうしましょう！ レイブンクローも大好物です!! ぼんやりと想像している両親の性格を思うと、スリザリンほどの冷淡さは無い息子になりそうだな……と思っていたので、レイブンクローで全く問題ありません！

いえいえ。同じ願望を持った者同士が集まってできたトピなのですから、主だとか堅苦しい責任は抜きにしましょう！
こうして一緒に作り上げていくのがとても楽しいですし！

氏名 / Len Satou
読み / レン・サトウ
国籍 / 日本
学年 / 5年生
身長 / 177cm
容姿 / 癖がなく墨を垂らしたように艶のある黒髪。全体的にやや長めで重力に従いすとんと落ちている。角度のない並行眉の下で睫毛を震わす瞳は髪同様に真っ黒。幅の狭い二重瞼と切れ長なアイラインがアンニュイな雰囲気を掻き立てる。左目尻には小さな泣き黒子が一つ。インドアなせいか肌は白く体の線も細い為華奢な印象を与える。アジア人の割に鼻筋は通っているものの、西洋人に比べるとやはり彫が浅く“外国人”としてどこか敬遠される要素の一つであった。慣れない、という理由でローブの着用を好まず、暑い時期はネクタイに白い長袖Yシャツを肘下まで捲りあげ、寒い時期はジャケットを羽織ったり中にカーデを着用したりしている。装飾品の類は身に着けていない。

性格 / 年齢不相応に達観していて妙に落ち着いている。愛想笑いを知らず悪く言えば可愛げがない。負の感情を表に出すことが苦手で、泣いたり激怒したりすることをなんとなく恥ずかしく思っていたり。繊細、潔癖、空気が読める。母子家庭で育ったことに対し悲観してはいないが家族仲について触れられると上手く躱せない。不満を我慢されたり濁されたりするのが嫌。優しくされると弱い。

寮 / スリザリン
杖 / 本体はアスナロ、芯は白鳥の尾羽根
選択科目 / マグル学、魔法生物飼育学
成績 / 穴がなく非常に優秀だが主席には一歩及ばず、といった感じ。苦手科目を強いて挙げるとしたら、魔法薬学があまり好きになれないせいで点数に直結してしまっている模様。マグル学はほぼ満点。
血族 / マグル界育ちの半純血。鷲寮を卒業し魔法省で働く純血の魔法使いである父と、自由奔放で父より少し年下らしい母の間に生まれた。

出自 / 魔法使いであることを母に隠していた父は、その職業故頻繁にマグル界へ行くことが困難であった。そのため家を空ける事が多く、マタニティーブルー真っ最中の母が父の浮気を疑って大喧嘩に発展してしまいレンが生まれた直後に離婚。父は勤勉で仕事は出来たが我が強く女性に弱かった為、頭が弱く自分勝手で思い込みが激しい母とは元々喧嘩が多かった模様。母は父が人間離れした何かであることに薄々気付いており、離婚後は一切の接触を断ち頑なに父の存在を語ろうとしなかった。養育費の受け取りをも拒んだ母は金銭的に困窮し、生まれて間もないレンを自らの両親に預け仕事に明け暮れる。レンが小学生に上がると同時に両親のもとから引き取って二人暮らしを始めるも、幼少期を共に過ごさなかったという空白は大きく、また父によく似た容姿、性格をしたレンと母の仲は上手くいかなかった。父は純血ではあるものの名家出身という訳でも優秀な両親のもとで育ったという訳でもなく、実力と才能で魔法省での職を手にした。父の両親はマグル界で生活していた変わり者で、魔法省で働く優秀な父がマグルの母と出会えたのもそれが原因である。父の両親はレンが産まれる前に、母の両親はレンが小学生に上がってから亡くなっている。魔法の事や父が魔法使いであることは、ホグワーツの職員がマグル界で育ったレンに入学説明をしに日本へ訪れた時聞かされ知った。

備考 / ありふれているから、という理由で自分のファミリーネームがあまり好きでない。入学したての頃ほとんど英語についていけず、スリザリンの在校生が新入生に必ず聞く「お前は純血か」という質問の意味が分からず適当に躱した為、半純血である事を知られていない。入学して以来一度も日本に帰省していないので、母とはすっかり疎遠である。箒での飛行を嫌う。氏名を日本語表記にすると「佐藤 蓮」。父の名字はSasaki(佐々木)らしい。

( / 長くなってしまいました…！とりあえず、同時進行で書き進めていたプロフが完成したので投稿いたしますね。ご要望などおありでしたら遠慮なく仰ってください！そちらの息子様のプロフは完成し次第の投稿で大丈夫ですよ！

そうだマグカップは購入したんじゃなかった、貰ったんだった…(どうでもいい) / ハリポタショップ遠すぎて貧乏地方勢には厳しい…でもいつか行こう…

いいですねいいですね…！両親の関係把握いたしました。感激だなんてもったいないお言葉…。焦らずゆっくりお考えになってくださいませ！肝心の息子たちはハリーと同い年ということにいたしましょうか？

では両親たちがレイブンクロー、息子たちはスリザリンでどうでしょう…？wikiで各寮について読んでいたのですが、純血と半純潔の組み合わせはやっぱりスリザリン同士の方が滾る気がして…。スリザリンはマイナスイメージが付きまといがちですが結束力が高く、良識的な者もいるとの記述を見かけたので冷淡さがなくとも問題ないと思うんです…！

そう言っていただけるととっても心が軽くなります…！ )

氏名 / Nereus Lambert
読み / ニリアス・ランベルト
国籍 / フランス
学年 / 5年生
身長 / 178cm
容姿 / 鎖骨まで伸びたブロンドで、ややパーマがかっている。前髪は作っておらず、左側へ多めに流すことで少しボリュームを出している。授業中などには首の後ろでひとつに結わく。少し吊り上がり気味の眉と目で、一見すると冷たい印象を与える。瞳の色はアイスブルー。元々日に焼けない体質なので肌は白く、肩幅はあるものの線の細い体。制服は、基本的にローブまでしっかり着ている。暑い時には、肘までの長さの白シャツにネクタイ。冬場はセーターを着用。寒さに弱く、冬に外へ出る時はマフラーと手袋、耳あてまで着ける完全防寒。

性格 / 見た目とは裏腹にフレンドリーな性格。とは言え、根本は来る者拒まずさる者追わずのスタンスのため、自ら輪を広げすぎることはしない。その代わり、自分が気に入った者には積極的に話しかけ、気を回すことも多い。表情豊かではあるが、基本的に前向きかつマイペースな性格なので、怒りや悲しみといったネガティブな面はほとんど表れない。周りを観察し状況を読み取ることに優れてはいるものの、その対象によっては分かっていながら自らは動かないということもある。実益に問わず、自分にとってそれがプラスに働くかどうかを考えて行動するのが基本。

寮 / スリザリン
杖 / 本体は銀木犀、芯はカヤクグリの尾羽根
選択科目 / 占い学、魔法生物飼育学
成績 / どの教科もソツなくこなしているが、占い学の成績は突出して優れている。苦手科目は魔法史で、今の自分に関係のないことを学ぶということに興味を持てない。
血族 / 蛇寮出身で癒者である母と鷲寮出身でガード魔ンをする父を持つ。どちらも純血。

出自 / 母は純血主義の家庭に生まれ育ったが、家の思想に従うわけでも反抗するわけでもなく、中立を保っていた。父方の家庭は純血ではあるもののその思想に染まっておらず、親戚内ではあまりよく思われている方ではない。学生時代、後輩であった母に一目惚れした父がコツコツとアプローチをかけ結ばれる。マイペースで飄々としている父が、理知的で賢い母の尻に敷かれている状態。時折、母方の親戚の集まりに赴くこともあり、それなりの礼儀と教養は身に付けている。しかし、父をよく思っていない親戚が多いために、どちらかというと好意は持っていない。

備考 / 昔から直感力に優れており、レンに興味を持って接するようになったのも「なんとなく」という理由が大きい。極度の偏食で、野菜と甘いもの以外はほとんど摂らない。ペットの黒猫をイヴェールと名付けて溺愛している。

（ / お待たせ……いたしました…!! / 肩ぼきぼき。
とても可愛くて素敵な息子様で早く愛でたいです…（真顔）
テンプレと若干変わっている箇所があるようでしたので、息子様のPFの方を使用して作らせていただきました。せっかくテンプレをご用意して頂いたのに申し訳ありません……。
変更点や追加点などの希望がありましたら、どんどん教えてください！

ええ貰ったとか羨ましい…（よだれ） / ハリポタショップが来い。なんだか開催地増えてるし、行けるところに回ってくることを祈っております……！

スリザリンの同盟感素敵ですよね！ スリザリンらしさとらしくなさを混ぜ込んでみましたが…上手く話に使えるようにがんばりたいと思います！）

( / プロフ提出有難うございます＆お疲れ様です…！なんてイケメンなお子様でしょう…モテそうです…(小並感) / レンは英語に不慣れだったとはいえきちんと勉強してから行ったのでゆっくり話してもらえればきちんと理解できたのですが、それに気付いてくれたのがニリアス君だけで入学当初は授業などで助けてもらったのでしょうね…うちの息子は今でも友達少なそうです(笑)
ホグワーツのタイムスケジュールは一時限四十五分授業で午前は四時限二科目、午後は二時限一科目となっているので、占い学とマグル学とで時間が被っている九十分間レンは孤独に授業を受けているのでしょう…(笑)
あ、ちなみにレンが半純血であることは知っていてくださって構いません！
テンプレに関しては全然大丈夫ですよ！むしろあわせてくださりありがとうございました！

なりきりしていくにあたってお聞きしたいのですが、こういうイベントをやりたい！なんてご希望はありますか？また個人的に、マンネリを防ぐためある程度こういう風に進めて行こう、と多少決めてから進行したい派なのですが、何も決め合わずになりきりしていきたい派ですか？そうでしたら話し合いは最小限にするつもりですので、遠慮なさらずおっしゃってくださって構いませんよ！ )

(/おはようございます！

お褒めいただけて嬉しいです…光栄です……/ぐすり。ええレンくん可愛い…うちの子にだけ懐いてくれてれば良いですよもう。普段友だちの少ないレンくんが誰かと仲良さげに居るのを見て、にこやかに嫉妬するとかありそうですね、うちの子！

イベントは、学校行事――ハロウィンやクリスマス、進路指導、試験、ホグズミード行き等――をベースに、ハグリッドに押し付けられた魔法生物をふたりでこっそり飼育するとかも楽しそうです！
こちらは特にそういった拘りはないので、話し合いはいくらでもさせて頂きます！ この世界のお話をしているだけでも楽しいですし！
ただ、息子が暴走して、レンくん本体様の予想通りに動けなかった場合には頭が上がりませんが……)

( / おはようございます！

レンはコミュ障というわけではないので向こうから来てくれれば今はもう普通に話せるんですけどね…。嫉妬されるのもするのも好きです～！この子らはまだ15、6なので思春期真っ只中＆同性相手ということもありたくさん葛藤するのでしょう…。

なるほどなるほど…。ニリアス君はホグズミード行きの時女の子に誘われていそうです…そしてうちの子はどうやって保護者から許可を貰うのか(笑) / シリアスな感じよりほのぼの日常系の方がお好きな感じですか？
ありがとうございます～！でもでもお相手様の動きが予測できないからなりきりは楽しいのです…！遠慮なさらずお好きなように動いてくださればと思います！ )

（/お返事遅くなりました……！

なるほどなるほど……。ニリアスは興味のない相手には一定の距離感を保ちますが、自分が興味を持つとぐいぐい行くタイプなので、きっとレンくんにはぐいぐい行ってるのでしょう。意識し始めてからどう変わるのか楽しみですね～～

許可……そうかぁ。もし貰えなくてもニリアスがあほほどお土産買って帰りそうです（笑）/ハッピーエンドであれば途中のシリアスは大歓迎です！ ほのぼのもわちゃわちゃも好みですけれども…！
そう言って頂けて安心致しました！ 楽しみですー！）

( / 大丈夫ですよ！ご負担になってほしくないので、お時間があるときにでもゆっくりお返事を書いていただけたらなと思います。なりきりがはじまるとこちらのレス頻度は物凄く低下すると思いますし…。

こちらもハッピーエンドを望んでいますので、シリアス大丈夫とのことでよかったです～。父と会う様なイベントは起こしたかったので機会があれば取り入れようと…(シリアスの予感)

ではではお話の流れの提案をば…。昨年九月に五年生になり、年が明けて3月24日～4月1日頃のイースター休暇が終わって二人とも進路指導を受ける。レンはその際に担当の先生から父が病で職を退き聖マンゴに入院している事を知らされ、悶々としたまま五月を迎え翌月に控えたふくろうに向けニリアス君と勉強(交流)していて…って感じはどうでしょう…？五月中のネタが切れてしまったらふくろう終了までレス回収をして、あとはすぐ先に夏休みが控えているので、その辺に二人でどこかへ行けたらなーと考えております。もちろんこれはあくまで提案の一つですので、もっとこうしたほうが良いんじゃないかとか、こういうのを取り入れたい、なんて意見がおありでしたら遠慮なく仰ってください！ )

（/今仕事が忙しい時期でして、そう言って頂けるととても有難いです……！ お互いのんびりと無理のないペースでやっていきましょう！

いいですねいいですね。せっかく両親の設定を練ったのですし、どんどん使っていきましょう！

こちらの母が癒者ですから、その絡みも期待できそうですね！ とりあえずベースはそれで、お互い途中でやりたいことがあったら逐一提案……ということで構わないでしょうか！）

( / それは大変ですね…。お疲れの日は時間があいていても、どうか返信を義務にしようとなさらないでくださいね。休息の時間がなくてはやってられませんもの、こちらもゆるりとお待ちしております。(元社畜の意見)

ありがとうございます～！それでは絡み文投稿させていただきますね。随分ロルを書いていないものですからまだ感覚が取り戻せていない感じはあるのですが…精一杯書かせていただきます！
夕食後二人で勉強をしていて、といった感じを想像しています。絡み辛かったり良く意味が解らない、と言った場合は遠慮なく仰ってくださいね…！ )



( ＿＿＿お久しぶりです、お元気でしょうか。そんな余所余所しい書き出し文句で始まった一通の手紙を書いている。最初こそひどく使い辛かった羽ペンも、もうすっかりひらに馴染んでしまったが、今己が手にしているのはマグル製のボールペンだった。ペンの気分で色は変わらないし、飛ばないし、やがてインクは切れる。部屋の引き出しにしまっておいて暫く触れていなかったものの、ぐるぐると少し試し書きした後すぐにさらりと走り出した黒い線に、じんわりと押し寄せる懐かしさを覚え無意識に頬が緩んでしまい。翌月に控えたふくろうを前に、勉強へ励む生徒でいっぱいの夕食後の図書館で悠々と手紙を綴っているのは己くらいなものだろう。目の前に腰掛けるルームメイトとの勉強会はすっかり習慣となっていたが、席について早々にマグル製のレターセットとペンを取出し難解な問題に取り組んでいるかのごとく頭を捻る己の姿は、客観的に見てひどく珍妙だろう。が、聡明に光るアイスブルーの瞳は目の前で繰り広げられる奇行に気付いていないのか、はたまたツッコミ時を探しあぐねているのか。とにもかくにも己の行動に触れてこないのをいいことに、頬杖をついたり足を組み替えたりしながら黙々と“日本語”を連ねていて。 )

( いつもと変わらぬ勉強会。各々で異なる作業をしているのは今に始まったことではなく、寧ろそうすることの出来る心地良さというものがある。但し、今日の相手の様子は何か違う。普段は黙々と紙に向かっている彼が、百面相をしたり体勢を変えてみたりと忙しなく動いている。そして何より、手に持っているペンは見慣れない代物だった。カチカチと音を立てるそれは、インクに浸すことなく文字を書くことができる。以前見せてもらったような気もするし、本で見たような気もする。ぼんやりと考えながらその手元へ視線を遣ると、書き連ねているのは英語ではなかった。彼の母国語であるそれは、自分には到底理解できるものではないが、文字数や動作からして、どうやら内容に行き詰まっているらしいことは間違いないだろう。彼が日本に帰っている姿は見たことがないし、交友関係についてもあまり聞いたことがない。手紙について触れるのは良くないだろうかと考えあぐねてから、そうだと思い当たり鞄へ手を入れ込み、そこにあるはずの物を探り始めて。「これ、貰い物だけど少し食べるかい？ 糖分は脳に効くって言うから、勉強会にちょうどいいかと思って持ってきたんだけど」言いながら、自分の口には合わなかったという友人から譲り受けたプディング味のチョコレートを机へ置き )


(/ありがとうございます！ 今は此処を覗くのが日々の楽しみのひとつとなっていますので、その場を無くすことのないよう、無理はしないように致しますね。

えええなんてこと……。とても読みやすくて独創性のある、素敵な文章です。何度も読み返してしまいました。
こちらこそあまりに拙い文ですので、何かありましたら気軽にお申し付け下さいね！)

…悪い。ありがとう。

( 彼の声が届いて数秒後、ゆっくり上げた視線の先には甘いお菓子が置いてあり。これは君が貰ったものなのに、と申し訳なさがふつふつと湧いて出たがせっかくの好意を無駄にする方が如何なものかと思い、ぽつりと礼を告げては一応図書館内なのでこそこそとペンを置きそれを手に取って。変な色はしていないので普通のチョコレートだろうと判断し、口内へ放り込んだそれを静かに咀嚼する。日本では味わえない風味が鼻孔をくすぐるのを感じつつ、「美味しい」と短く告げれば再度ペンを手にとって。 )

俺って話題とか持ってないし、話していて面白い男でない事は分かってるから、文面上では特になんだけど、天気の話を始めたりしてしまうんだよ。どうでもいいのにね。

( 伝えたい事は一つなのに、それを伝えるために筆を執ったのに、そこに辿り着くまでが長いというか、上手い切り出し方が見つからず糖分の補給をもってしても進まない文章についため息が漏れる。くるりとペン回しをしながら、一人称はどうしようだとか日本語圏ならではの悩みにぶつかりつつ、やっと走り出した筆記具は天候の話題にシフトしていて。顔を上げないままぼそりと上記を呟くと、落ちてきたサイドの髪を耳にかけつつ今度は交友関係について綴り始め。「宛先の＿＿まあ母なんだけど。いつまでたっても心が若いあの人の好きな恋愛話でも綴ろうと思ったんだけど、知っての通り俺に浮いた話はないし、身近な美人を聞かれた時君の名を挙げる事に全くためらいがない始末だから…というか、これはいつになったら本題に入れるんだろう？」なんて、仮にも勉強中の相手にべらべらと己の筆が進まないもどかしさをぶつけて。が、冗談交じりの軽口に返答を期待しているわけではないので、視線はあげないまままた落ち着きなく足を組み替えて。 )


( / とっても嬉しいです…！私もこれからの展開を楽しみにしております！

そんなお褒めの言葉をいただいていいものか…！ありがとうございます、素敵な文章だなんてそちらこそです…！ですから拙い文だなんてとんでもありませんよ。 )

いいや。どうも見た目から食べる気が起きなくてね。君が美味しいと言うなら間違いないね。

( 少し迷った様子の相手を見て、味の感想を聞けばほっと胸を撫で下ろし。食べる前に少し逡巡していた姿から、それを振り払うように冗談めかした言葉を続け。それから続いた相手の話を聞きながらチョコレートを一口分手で割って口へ放り込むと、声にこそ出さないもののその味の組み合わせと意外な美味さに驚いたように頷いて )

日本には時候の挨拶、というのがあるんだろう。本題に入れないのは君ひとりの習性ではないんだろうさ。

( 指先についたチョコレートをぺろりと舐め取ってから、頬杖をつきながら相手の顔へ視線を移し。「幸運が逃げるぞ」と溜息を掴み取る動作をして笑って見せてから、再び動き始めたペンの動きを目でなぞり。文字の意味は分からないが、繊細で丁寧な字だ。流れるような英語とは違って、ひとつひとつがしっかりと形を持っている。すべてを真剣に考え過ぎてしまう相手に似ているかもしれない、と思い当たってつい笑みを漏らし。「へぇ、お母様に。そんなに褒めてもらっても、僕は日本語の手紙を代筆することは出来ないぞ。……その本題というのは一体なんなんだ？」自分の興味は今や完全に相手の方へ向いており、手に持っていた羽ペンはチョコレートへ姿を変えているのだが、先程からこちらを見ない相手はきっと気がついていないだろう。突然頬を摘んでみたりしては怒るだろうか、なんて巫山戯たことを頭の片隅で考えつつ、相手の悩みの種を解消してやれないかと身を乗り出して )


(/真剣に悩むレンくんに対して、ちょくちょく茶化しを入れようとする息子ですが……どうなるか(笑)

ええそれはもう。自信を持って気楽にやってくださいな。
そう言って頂けて少し安心しました！ がんばりますね…っ

背後の会話は、続けても終えてもどちらでも構いませんので！
些細なことでも、何かありましたらいつでも伺いますからね！)

はは…難儀な風習だ。

( 思ったより律義な返答を受け勉強の邪魔をしてしまったなと少しの申し訳なさを抱きつつ、ふっと息を吐くような笑いを零しながら上記を述べる。冗談っぽい台詞を耳にするとやっと顔を上げ、茶目っ気のある笑みを湛える彼の透き通るような瞳と視線を交わらせて。次いでこちらも「逃げたものは追わないよ。その幸せは君にあげる」なんて軽口を述べると右手の人差し指でつい、と彼の拳を指し示し。とは言ったものの、幸せというものが消耗型であったなら、人生において一回分の幸せを彼にあげてしまったことになる。幸せ、だなんてセンチメンタルな言葉はどこかむず痒くて口にするのは少し苦手だけれど、ここで過ごす日々を、毎日を、幸せ以外の言葉で形容することは難しかったし、たった一回分の幸せの譲渡で優しい彼にお礼ができるのなら、それに全く異論はなかった。 )

でも割かし冗談じゃないから問題なんだよ。日本では子供向けの絵本に出てくる王子様が、皆君のような髪、君のような目をしてるってこと、知らないでしょ。

( そんなに褒めてもらっても代筆は出来ないと言われると、勿論そんなつもりで褒めたわけではないのだが、「残念だ」なんて言いながら肩をすくめてみせ。集中するあまり前のめりだった姿勢を起こし椅子の背もたれに背中を預ければ、またくるりとペン回しをする指先に視線をやりながら何でもないように上記を述べた。しかし話し終えるとペンを弄んでいた指先をぴたりと止め、それでも視線は変わらないまま少し考え込むような顔つきをして。やがてゆっくりと口を開くと丁寧に言葉を選び、落ち着いた声音で説明をして。 )

父の訃報を伝えようと思って。…いや、死んではいないから訃報は間違いなんだけど。職を退いて聖マンゴに入院しているらしいものだから、きっと死ぬんだろうな。俺も最近知ったんだけどね。



( / レンはニリアス君の勉強を邪魔しすぎですけどね(笑)

了解いたしました。こちらこそ、進行に関しては勿論その他にでも何かございましたら遠慮なくお声掛けくださいね。それではこの辺で背後は失礼させていただきます。 / 礼 )

自分の息子からの手紙が多少冗長気味になって煩わしがる親は居ないよ、……いや、うちの母はどうか分からないが。

（よくある家族の一般論というやつを挙げてみてから、ふと自分の親の顔が過ぎり。無駄なことが嫌いというより、本題以外に興味の無い母は、きっとそんな文章は読まずに飛ばしてしまうだろう。そんなことを思うと苦笑浮かべぽつり付け足して。「じゃあ君の幸せを１つ僕が有難く頂くとして、今度何か返さないといけないな」握りしめた拳を開きぱくりと口に放り込む動作をして笑うと、次は相手のペンの動きへ珍しそうに視線を移し）

こっちでは大して珍しくもないさ。そりゃ、ごろごろ居ると言うわけでもないけどね。僕は君のこの繊細な黒髪の方が好きだよ

（さらり、と相手の髪に指を通し、その流れでペンを持つ手元へ腕を伸ばすと、静かに相手の指を解いていきするりとペンを抜き取って。どうやったのだろう、なんて不思議そうにペンを観察してから、見よう見まねで指に挟んでゆらゆらと揺らし始めて）

聖マンゴ？ ……見舞いには行かなくていいのか？

（思いがけず出てきた言葉に先ほど思い浮かべた母の顔が再び過ぎってぴたりと手を止めるが、すぐに何事も無いようにペンを揺らし始めると、視線はそちらへ向けたまま尋ね）

そう、か。…ありがとう。

( ゆらりとこちらに伸びてきたその白い手を、どこか他人事のように目で追っていた。するとなんでもないように髪をすり抜けていったそのぬくさに小さく肩を揺らし、ちらりと彼の瞳へ視線をやるも交わる事は無く。ペンを抜き取られたことに気付いたのは数秒後で、ワンテンポ遅れてはしまったがどこか照れを滲ませた声色でお礼を述べ。ペンをゆらゆらと重力に従って指の隙間で揺らすその仕草は、彼が何を真似ているのか推し量るのに十分で、ふっと小さく頬が緩んだ。 )

俺達は来月に何を控えているんだっけ…。夏休みになってもまだ生きていたら、まぁ、検討しようかな。

( 見舞い。病を患う人間に会いに行くという意味では、その言葉以外にふさわしい何かは思いつかなかった。それでも、会ったことのない父息子間の対面の場を見舞いと言ってしまうのは何だかしっくりこないのだ。少しの気恥ずかしさがあったかもしれないが、こちらを見据える彼の視線から逃げるように宙を仰いでは問いかけられた言葉をかみ砕く無言の時間ができてしまい。ややあってから落ち着いた口調で上記を述べると、彼が持っていたボールペンを今度はこちらがするりと抜き返し、思う様に進まなかったレターセットを丁寧にかき集め。あまり音を立てない様後ろ手で椅子を引いて立ち上がると、「今日は邪魔をして悪かった。そろそろ閉館だよ」と告げ勉強道具の片づけを促して。 )

( / 暑さは依然変わりませんが、台風が近づいて来たりと秋の訪れを感じますね。季節の変わりめは体調を崩しやすいといいますし、お身体の方、ご自愛なさっていらっしゃいますか？お仕事が大変な時期と伺っておりますが、なんともなければそれで良いのです。
ただ、私が何か嫌なことをしてしまっていたり、返しづらいロルだなと感じてらっしゃるのなら、遠慮せずにお話していただければなと思います。置きレスで、と言い出したのはこちらですが、素敵なご縁に巡り会えたと年甲斐もなくはしゃいでいた手前、もう来てくださらないのではと少し不安になってしまいました。
待たれている事自体が負担になっているというのであれば、すみません。あげますね。 )

(/お久しぶりです……っ

言い訳にしかならないのですが、仕事の忙しさがピークに達していたこと、家庭の事情で私生活が慌ただしくなったこと、それに伴い体調を崩してしまったこと等、様々な要因が重なったことで、ロルが書けなくなってしまっていました。

それでもこの場所はいつまでも大切で、時折この短くも重厚な会話を読み返しておりました。
もしもまだいらっしゃるのであれば、またお話の続きをさせて頂く事は可能でしょうか。
ただでさえ拙い文章が、より見苦しい物になっているかもしれないのですが……それでもお許し頂けるのであれば、是非お相手をお願いしたいと思います。)