一色家の双子な主 2016-07-22 00:43:43 |
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>龍くん
おっちゃーん!俺とこの子の分、団子二本ずつちょーだい!
(相手の手を引いたまま、中にいた見知った店主に声を掛けると「あいよー!」なんて慣れた声色で掛け声があり。程なくして出てきたのは皿の上に乗せられた四本の団子。ふわふわの白い団子の上にタレがかかっていて、表面は程よく焦がされており。目的のものが手に入り、お勘定をして満面の笑みで振り返ると、端っこにちょうど良く席が空いており。そこを指差して団子を持って席に席に座ると、「ほら、龍くんも早く!」と促し。先に腰を落とし、足をぶらぶらさせて美味しそうな団子を目の前に笑みを浮かべて)
>テツくん
---何があった、って言われると、難しいな。
(隠しきれない動揺を見逃してもらえるはずもなく、差された指にドクンと強く胸を打ち。観念したように上記を述べ、しかしどこから話したものかと軽く頭を掻くと一息。「俺がわざわざこの場所を離れて実家に帰った理由。それはね……兄さんが俺に、実家の財産やら権利やら、その全てを遺して失踪しちゃったからなんだ」懇意にしていた執事からの一報で兄が行方不明になったこと、そしてそれを見越したように遺されていた遺言書。書式に則って遺産の行き先を簡潔に書かれていて、書き主の感情が分かるのは一番最後の"すまなかった"という言葉だけ。兄の行き先も、その理由も、生死さえ不明なまま、全てを自身に託して消えたという事実だけが実家に戻った自分に残されていて。「どこに行ったのか、本当に生きてるのかさえ分からない。ただ、一言"すまなかった"とだけ書いて行方不明。困ったよね、俺は家のことなんか何もしてないから引き継ぎやらなんやらで結局一年近く掛かっちゃったよ」なまじ京都の名家というだけあり、受け取るものはあまりにも多く。中には資質を問われるようなものさえあって、ぱっと出の妾腹が受け取っても周囲からは不安視され。その説得と了承を得るまでに長くかかった。今でもそれを思い出すとため息が出て、「---そんで、兄上自身のことが書いてあったのは、本人が書いた日記だけでさ。あれに、いろいろ書いてあったんだよ。白虎隊のこととか……消える直前、どういうことがあったのか」と、声音を低くして述べ)
(/琥:おりゃ、おりゃまいったかああああ!(思い切りくすぐり←
うん、まぁ結論を言えばそうかな。うん、そうだよきっと←
とりあえず琥珀は中の人の手当をしてあげて。
琥:……はーい。(そっと駆け寄って包帯ぐるぐる←
わざわざ訂正ありがとうございます! 分かりやすくなってテツくんのイケメン度がよく伝わってまいりました←)
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