主 2016-02-17 18:22:57 |
通報 |
…いつからこんなに大きな思い出せない記憶があったかな
憶えてないはずの何かを 心の中はおぼえてるんだよな
何百回何千回繰り返しても思い出すのはその顔だ
それでも君がなんだったか、忘れてるままでいるんだな
環状線は地球儀を巡り巡って朝日を追うのに
道から外れた私は望み好んで闇に居るんだよね
何万回何億回繰り返しても思い出すのはその顔で
瞼に乗った淡い雨 聞こえないまま消えた泣き声
君の事を忘れたままなのが
君自身を傷つけてはしないか
それで今も悩んで眠れないのを
君が知れば笑うだろうか…?
単純な感情ばかり、数えていたら
君が抱きしめてくれた時の体温まで
忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
何故かそんな気がするんだ そう思えてしまったんだ
上手く笑えないんだ どうしようもないまんま
何も無い穴みたいにさ 穴を穴だけ切り取れないように
あなたが本当に居た事を私は決して証明できはしないんだ
もう一回何回やったって思い出すのはその顔だ
今夜も毛布とベッドの隙間に体を挟み込んでは
消えない想いがあるとするなら
それで君は安心なのか
過ぎたことは望まないから
確かに埋まる形を…
「くださいな」
自ら捨てた感情ばっか数えていたら
あなたが笑った時の声も忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
何故かそんな気がするんだ そう思えてしまったんだ
涙が出るんだ どうしようもないまんま
この胸に空いた孤独が今
君がそこに居た事を確かめるただ一つの証明
それでも私は虚しくて
心が張り裂けそうなんだ どうしようもないまんま
失った人間性を数えていたら
あなたがくれた愛まで 忘れてしまった
バイバイもう永遠に会えないね
「さようなら」
最後に思い出した その小さな言葉
静かに呼吸を合わせ 目を見開いた
目を見開いた 目を見開いた
「君の…名前は…?」
トピック検索 |