艦娘と提督の日常（非募）

はい…良かったのか悪かったのかはわかりませんが、青葉がここに居る以上はそうなると思います…。…けど、苦しめたいとかそういう意図はないことは信じてください……前へ進むお手伝いならなんてしますから…(神妙に頷き、何も出来ないかもしれませんがと謝り、何かを取ってくるらしい相手を眺めて)………これは、カメラ…？引き継いでってことはお母さんはもう自分の運命を判ってて…………(カメラを受け取ると目を閉じて胸に抱き静かに黙祷を捧げ)………わかりました、この青葉、お母さんの遺志を継ぎお父さんを幸せにしてみせます！二人で笑いあえるように活かします！…幸せになりましょう……絶対に(言いながらカメラの状態を点検、壊れてないことを確認しそっとしまい込んで)…お父さん写真苦手でも安心して下さい。青葉記者の一環として対象に悟られず写真を撮るは得意ですから！…いつかはちゃんとレンズを見て笑って撮られることができるようにしましょう(と、明るく言ってみせれば自分も明るくあるべきだと誓って)

………青葉を通してお母さんを見るのは仕方ありません。愛してらしたのでしょうし、こんなにも似てるのですから……。もとより青葉は何処へもいきませんしいけません。お父さんをこのまま放っておくこともできまさんし、カメラまで託されては尚更です。…まずはお父さんが青葉をお母さんと認識しないよう徹底的にお父さん呼びします。青葉が青葉だと見てくれるようになれてから次のこと、考えましょう？焦らなくてもこれから時間はたっぷりあるんですから(ワレアオバ…と自己主張しても認識されないなんて何という運命の繰り返しか、と内心苦笑しつつ。今度こそ自分ために、相手のためにゆっくり進んでいこうと微笑んで。……今は戦時のあの時ではなく理解し合える時間はたくさんあるのだから、焦らずにと)