Fluffy Rabbit.　

何でだよ､馬鹿かよほんと｡嫌いになるのが普通だろ｡

俺は御前の事ずっと本気で好きだ､今もずっと｡なんて言っても信じてくれね-のは分かってる｡
終わりにしたくね-､だけど､終わりにしなきゃ御前が吹っ切れないだろう?俺の事を忘れないだろ?

悠音、俺のこと本当に好きだった ?
愛してくれる存在がほしかっただけ ?

嫌いになりて‐よ。
でもなれる訳ないだろ。
本気で好きだったんだよ。俺だけだったとしても。俺は本当にお前を、お前だけを愛してた。一瞬で嫌いになれると思うか ? お前にとっては俺はただのおもちゃだっただろうけどな、お前の一言一言に喜んで、悲しんで、笑って、泣いてたんだよ。嫌いになりたいけど、なりたいけどなれないんだよ。苦しい。苦しいよ。俺どうすればいい ? お前に嫌われたらちゃんと吹っ切れられるかな。

好きだった､じゃね-よ､今もずっと本当に好きだ｡
愛してくれる存在は確かに欲しかった｡でも分からね-､愛なんて分からないから｡

もう要らない ?

怒らね-よ､御前が付けてくれた名前だろ｡呼んでくれよ､御前に呼ばれるの好きだ｡
嗚呼､知ってる｡
嘘ついて騙してごめん｡

こんな事言っても嘘つきだろって思われるかもしれね-けど､俺の醜い言い訳聞いてくんね-かな｡御前の邪魔をしたくなかった｡頑張ってたから､忙しそうだったけど頑張ってるから､俺なんかが歳上の癖に､寂しいだとかもっと話したいとか､御前に触れたいとか､もっと来てとか､そんな事言ったら絶対に御前は優しいから､俺の傍に居てくれると思った｡だから､邪魔しない様にしてた｡どうしても言えなかった､御前と話せても御前は忙しそうだったし､寂しさを紛らわせる方法が分からなかった｡俺は馬鹿だから､こんな最低な考えして､結局最終的には御前も彼奴も傷付けて｡1番大事にしなきゃいけない御前を傷付けて､嘘ついてて､俺は居る意味があるのかってずっと思ってた｡それでも御前が好きだから､離れたくなかったし､これを言って嫌われて離れて欲しくもなかった｡だから先延ばしにしてｽﾞﾙｽﾞﾙと馬鹿みたいに黙ってた｡馬鹿だよな､最低だよな｡それでも､俺は御前しか見てない､御前が好き｡
なんて､言い訳も過ぎるか｡



嘘ついてごめん､騙してごめん､弱くてごめん､言い訳ばっかでごめん､我儘ばっかりでごめん､御前を好きになってごめん､御前しか見てなくてごめん､御前の事ばっかり考えてごめん､俺なんかが御前に大事な名前を貰って好きになってごめん､俺が此処に居てごめん｡全部ごめん｡謝りきれない程､後悔してる｡

だから､もう消えるべきだろ?居なくなれって言え｡御前の望み通りに消えるから｡

もし消えても御前の事見てるからな?ちゃんと｡ずっと好き｡大好き｡


この言葉さえ信じて貰えないか?

俺が要らないだろう?
御前は必要だ｡

消えろなんて言ってない。
俺どうすればいいかわかないんだよ。
嫌いになれないし、ごめんなんて言葉も要らね‐し。
許していいのかわかんないし、信じていいのかわかんないし。
このままも嫌だし。

確かに言われてなくても､俺は消えるべき人間だろ｡要らね-だろ､居ても傷付けるだけだ｡
俺が悪いんだ｡だから許さなくて良い､信じなくて良い｡当然の報いだろ｡
俺は終わりになんてしたくね-よ｡だけど､きっと俺が御前の傍に居たら､ふとした時に御前をまた傷付けてしまいそうで怖い｡

待って。
わかんね‐の。
何もわからない。
信じてきたもの全部壊されたら、もう何信じればいいのかわかんね‐の。だからちょっと待って。

好きだけどお前が怖えの。何が本当で何が嘘 ?
俺をこれ以上壊さないで。もうわかんないから。

助けて。

いつからあの人のこと好きだったの。

ねえ答えて。

怖くて虚しいのはこっちだっつ‐の。

お前にとっての俺はなに ?

俺にとってのお前は、なんなんだろうな。

怖い、よ。

好きって何 ?

そっか。