神技(シンギ) 2015-12-06 05:44:43 ID:e387a492e |
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「剣客の方?じゃないのよねえ。でもお話はしてみたいわね。」
雲霄「剣専門というわけでは無いのでな」
朝日「会うのはオススメはしないぞ」
「まあ!かなりのお歳を重ねていらっしゃるのねえ…。不敬なお話になるのだけれど生きているっていう感覚はあるのかしら?」
雲霄「ふむ、近頃はとんと感じぬな」
「刀創って治りにくいわよねえ。刀って剣と違って引き斬るイメージで振るうじゃない?下手するとバッサリイっちゃうものね…。でもそれが快感に繋がりかねないのもまた危ないわ、そこまでいくと自分が刀に振るわれてる感じになるもの。」
雲霄「この傷には怒り、憎しみの念が色濃く残っておる。故に消えぬ……消す気も無いのじゃ」
夜宵「快楽で人を斬る。そんな人は許しません」
雲霄「刀傷は鋭い故、痛みは感じぬもの。だが、何が起こったかも分からず死んでいく人間の顔もまた良い物よ」
「アメンボさんみたいなものかしら?でもアレは油分よね。」
朝日「アメンボってよりは水上を走るトカゲだな」
「甘いものは私も好きよ。でも苦痛や死は分かり合えないわね。必要とされない限りは強いてはいけないものよ?」
雲霄「この世で最も面白いものは人の苦しむ様よ。邪魔はさせんぞ?」
「お姉さん、薙刀苦手なのよねえ。昔、お友達に花魁武蔵坊弁慶って言われたの。ショックで、ショックで引きこもっちゃったもの。」
雲霄「巴御前と呼ばれるのなら未だしもな。弁慶か、悔しかろうな」
「人の域で達すれる限界かしら?畜生に身を堕としてでも手に入れたいとは思わないわねぇ。それと音速を超えているみたいなのだけれどソニックブーム等で自分が傷ついたりしない?」
雲霄「問題ない。麿は既に人の身でも無いからの」
「会敵してそのまま後ろからバッサリ。…なんてされかねないわねえ。やっぱりあんまり戦うのは向いてないのかしら?」
雲霄「瞬時に間合いを詰める術の事よ、不意打ちではなく面と向かっての戦いにこそ真価を発揮するな」
昼中「戦っている最中に離れていた相手が一瞬で目の前に現れたり背後に回っていたら驚くでしょ?」
「お姉さんそういうのは反則だと思うわ!上司にも同じような技を使う人がいるの。ほんともう私の居合いも意味を成さないのよ。」
昼中「敵と相対していない時には発動はしていないのよ。相手の殺気等に反応しているだけなの」
朝日「殺気を隠していれば出会い頭の居合いは通用するな」
夜宵「制空権を作られたとしても、相手の反撃を掻い潜る機動力さえあれば十二分にチャンスはありますよ」
「教団の清水とかで浄化できる?そういうことを担当する部所があるのだけれど手に余るかしら。」
朝日「浄化か。その人の心にある邪心を消すことが出来るなら」
「羨ましいわねぇ。私の場合、飛ぶというより跳ぶだから上限もあるし墜ちていくのよねぇ。」
雲霄「速さは然程では無い。過信は出来ぬ術よ」
「地中にも効力があるのかしら?それにしても戦車砲ってかなり強力よねえ。」
雲霄「如何にも、地中からの攻撃にも備えはある。これも1000年間に渡り練り上げた技術よ」
昼中「人が持てる武器では突破は困難と言うことよ」
「いくら再生するからって無茶しちゃ駄目よ?どこまで死とはかけ離れていてもいつかは追い付かれるのよ。自分を大切にしましょ?」
雲霄「死か、それも良いかもな」
「夜宵ちゃんに懲らしめられても猛省していないみたいね。うーん…もう一度惨敗すれば変わるかしら?お姉さんもボコボコにされて色々変わったしもしかしたら変わるかも知れないわね。」
夜宵「ボコボコにされたのは私の方何ですよ。苦し紛れの居合いで何とか引き分けという所でしたね」
雲霄「この傷はその時の名残よ」
フラリコさん、以前はどんな方だったんでしょうか。まさか、危ない人だった……そんなわけないですよね
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