かっぱ 2015-10-08 14:54:24 |
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相当の読書家ですか?もしくは…、なんて。
(脳裏にふつと浮かんだ予測は身の周りに漂う香りが証明してくれているがそれらを喉元から出すには意味も無く気が引けてしまい視線を流すと同時に顔も背け。けれども呼び名には似たよった意味合いを含める事は可能で握っていた掌にやや力を込め、了承を得たと知ると顔の位置はそのまま瞼を持ち上げ上睫毛から相手へとぼけたピントを合わせ。「此れからだって予想外の事は幾らでも訪れますよ。もう、流れるままにさせるのは勿体無いでしょう?」貴族の身であり乍ら難く波も風も無い日常を送って来たのは此方も同様、今よりも次が相手と共にする事で何かが訪れるのでは無いかと期待が種から芽を生やして。また陽が落ちてしまえば家に帰らなければならないがオレンジ色に部屋が染まっている限りはこうして此処に居ようと密かに思考を巡らせて。「…そういえば、起こしてしまいましたよね。構わず寝て下さっても良いですよ?この部屋にあるどれかの本を読ませて頂きますから。」肩へ手を置き右側へと避ける様にして横を過ぎると埃の被った本棚を見上げて人差し指で何冊かをなぞり。)
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