主 2015-09-24 14:40:32 |
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【イチ】
>一華
あぁ、俺こそが声の主。ライオンの――…お前は俺を見ても驚かないのか。
(重い檻の扉を開き、暗い檻の中から相手の前へ姿を現し。百獣の王らしく胸を張り己の名前を告げようとしたその瞬間にぴたりと動きを止めて。雲が月を覆う真っ暗な夜でもない、むしろ月明かりで自分の姿は相手の目がかなり悪くないかぎりは確実に見えているはず。それなのに目の前の彼女は怖がるそぶりも震える事もしていない。それを不思議がるように尋ねると)
>弥生
…一人で探索とは、アンタ意外と肝が座ってんじゃねェか。
(人々がこの動物園に足を踏み入れても殆どは入口付近を適当に散策して帰るだけ。己の檻の前を人間が通ったのはどれほどぶりか。そのほとんどが団体であったり男であったために彼女の姿はよりいっそう珍しいものに思えて。珍しいものは嫌いではない、むしろ好きな方だ。それが彼女のような人物ならなおさら。そんな興味から檻の中から彼女へと声を掛け)
(/女性ですね、了解いたしました!ではでは、このまま進めていきますね!
【カミエ】
>雷クン
――それハ人の道具デスか?
(今日は隣の檻が夕刻からどこか忙しない雰囲気だった。おそらく人間がこの園内に来るのだろうが、園内の隅に設置されたこの館の中へ足を踏み入れる人間は誰もいない。一度怖がらせてみたいのに、そんな事を心の中で呟きながら枯れ果てた木の側で横になって。どれほどたった頃か、足音と共に聞こえてきた声に起き上がり胸を高鳴らせてそちらを見るとその人物の手には自分の見たことの無い道具が握られていて、怖がらせることも忘れて相手の後からそれを覗き込み)
(/素敵だなんて光栄の極みでございます!こちらこそ、よろしくお願い致します!
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