たとえ 戻れなくても 。《 nl / 人数制限 》

　　　　　　　　　　　　　　 > 葵 。

いいよ 、葵が濡れちゃうの嫌だもん 。

（ 　冷たく聞こえる彼女の言葉も幼馴染みである自分からすれば、相手なりの気遣いだとすぐに悟ることができ。傘を持たずに帰ろうとする彼女を放っておける訳がなくて。小走りで相手を追い掛ければ傘を広げて隣に並び。「 折角だし一緒に帰ろう ？ 」駄目元ではあるものの、ゆるり首を傾げては上記を述べてみて。　）


（　/ 大変遅くなりまして申し訳ありません（ ぺこり ）そんなそんな恐縮です…！此方こそ、クールビューティな葵ちゃんにメロメロでございますっ。　）


　　　　　　　　　　　　　 > 優くん 。

全然いいよ 、一緒に使おう ？

（　ずっと密かに想いを寄せていた彼。自分が濡れるなんてどうって事もなく、相手の隣に腰掛けると傘を彼の頭上に差し。「 な、んか…何 話したら良いか分かんないね。 」なんて、視線を下にやれば、あの日の事もあり思うように話が思い浮かばず、気まずそうに小さく笑みを浮かべて。　）


　　　　　　　　　　　　　 > 慧くん 。

____ 慧、くん 。久しぶりだね 。

（　バラし合いから数日、聞き慣れた彼の言葉を聞けばびくりと肩を揺らして。彼の方に顔を向ければ、ふわりと笑を浮かべて首をこてんと傾げて。正直、彼の気持ちには薄々気付いてた。でも実際言われると、どう接していいか分からなくなってしまい。「 だよね 。まとめ買いしすぎちゃったみたい。」眉を下げてくすりと苦笑いを浮かべて。）