主 2015-09-01 00:16:21 |
通報 |
>優希君
…あれ?優希…くん?
(小さく聞こえた、耳に慣れた己の大好きな声。この時間なのだから空耳だろうとは思いつつ、相手を認めていないにも関わらず、口の中で小さくその名を呟いて。振り返った先に見付けてしまった、立ち止まっている相手に、まさかこの時間に居るわけがない。と、思っていた為か、酷く衝撃を受けた様子で、微かな動きさえ停めてしまい。)
>葵ちゃん
やだっ…!待ってよ、濡れちゃうっ…
(相手が歩き出してしまえば風邪を引かないか、等の心配が過り。眉を下げ相手へ呼び掛ける。しかし、雨音に掻き消される自分の声。躊躇はしたものの慌てているのか、折り畳み傘はさすこともせず相手を追い掛けて。話を聞いてほしい、なんて勿論言える訳もなく。自分がバラした相手の気持ち。許されるはずがないことはわかっており。瞳からは大粒の涙を溢すも、大雨の中ではわかるはずもなく。相手の手を遠慮がちに掴み。)
>柚音ちゃん
…っ、そう、だね。
(憧れであった相手の声。振り向いて相手の顔を認めれば声をかけてくれたことが嬉しかったのか表情輝かせるも、思い出したかのようにその顔を曇らせ、自分はどのように接したら良いのか、等と言う思いから、ぎこちない返答になり、相手の瞳が見れず相手の靴、足元へ視線を落として。)
トピック検索 |