YUKI 2015-08-22 21:53:42 |
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「名前もね、おそろいにして上げたんだよ?黒薔薇っていうんだ。反応の薄いところまでそっくりだよ」とこの男は言い出した。
私はベッドに隠しておいた依然、黒葉に頼んでメイドに貰っていたナイフをこの男の喉元に当て、「此処の暗証番号と、別邸の場所、別邸の温室の暗証番号を教えなさい」と脅したてた。
男は「なっ、白薔薇落ち着け、主に逆らうのか」と声を裏返しながら悲鳴を上げるように言う。
しかし「主?約束を違えた時点で主などではない。さぁ、さっさと言え」と私は今までにないような冷たい目つきで、この男を見てよりナイフを強く当てる。
薄く皮膚が切れうっすらと赤い血が滲む。男は震えながらすべてを答え「素直に答えたのだから助けてくれ、僕が悪かったからっっ」と言う声に私は冷めた目で見つめ、首筋に強くナイフを刺すふりをした。
男はそれだけで意識を失い私は側にある紐という紐を使い、雁字搦めに縛り上げた。
そしてベッド脇の宝箱と宝石、男から拝借した現金をもち、温室を出て、屋敷を後にした。
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