主 2015-08-19 14:52:41 |
通報 |
(真っ赤に染まった頬を目にし不覚にも可愛いだなんて思いを掻き消しつつも表情には全く出さず、叫び声にびくりと肩を揺らしてはそこまで怖がられているのかと、先程の己の行動を思い出そうとするも自分にとっては当たり前の事ばかりで微かに首を傾げれば何が悪かったのかと眉間にしわを寄せ。しかし想像以上に面白い反応を返してくれる相手に好奇心が湧いて来ると膝の上でスーツをこれでもかと握りしめている拳をほどく様に手を添え「シワ寄るだろーが、早く着ろっつうのォ」ここで着替えろとでも言いたげに促すかの如く面倒そうに目を細め。ウルで良いと述べたにも関わらずさん付けで呼べる所諸々意外にも飲み込みが早いなんて柄にもなく感心していると何やら胸板に感じる柔らかい感触に気が付き、視線を遣ると猫の様に頬を擦り寄せる相手の姿が有り、ついさっきまで怯えていなかっただろうかと瞬きを繰り返すものの決して己の見間違いではなく目の前で起こっている事は紛れもない事実であり。次に紡がれた言葉を聞きそこまで細いだろうかと不意に抱きしめる形で相手の腰に腕を回してみると思った以上に細いそれにぎゅっと力を入れてはもう片方の拳を頭へ被せ己の胸へと押し付けていると、幼い頃肌身離さず抱き締めていた大きなテディベアを思い出してしまいクスリと笑いを零し。)
そりゃそうだろ、オレを誰だと思ってんだよォ…。まァでも、テメェの体も細くて抱き心地良いから需要はあんぜェ?
トピック検索 |