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愛、狂う、強いる、ソンナ貴方は?――言葉に出来ぬほど、それはとても。愛くるしい、惨めな感情。
アナタは今日も花の香りを撒き散らし、甘い蜜でうんざりとするカラメル色の日常正論から連れ去る。
あの日林檎を一齧り、毛布に包まり林檎の香りを纏うあの人を殺したのは、俺とアナタ。どちらだったのだろう?
レコードみたいな新しい恋人、見た目も中身も同じだが昨日までの君は消えてしまった。「初めまして」
「いただきます」、そう言って食べているのは俺の指先。骨の固さを楽しむアナタはなんと綺麗か。
貴方にお似合いのお姫はだあれ?――そんなの決まっているわ、と自答したアノ子は手錠を手にした。
水槽越しの俺に名前をくれた貴方はいつか俺を捨ててしまうのかな、哀れな事、水の中では涙が流せない。
小瓶の中で熱を生む感情を知らず、アナタは成長するアノ子をただ眺めていた。それは人形を愛でる様に。
飴玉を一つ、貴方にあげる。とっても甘くて甘美な味よ。「もう一つ欲しい?」そう問いかける彼女は意地悪に笑った。
ハッピーエンドの映画見たいには行かないね、「俺と貴方が恋人で居られるのは後何日?」と彼は悲し気に問いかけた。
赤い靴を履いて踊ってごらん。スカートを翻して踊る姿を見せて頂戴。――あぁ、そうか、君にはもう踊る足が無かったわ。
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※以前有ったスレのリメイクです※