ぬし 2015-08-09 20:32:05 |
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据え膳..朝芭、お腹減ってるの? ふは、大胆じゃないと振り向いて貰えないじゃん。 此れ位許してよ、俺の出来る精一杯を朝芭に感じて欲しいんだ。( 言葉の侭捉えて仕舞うのは己の良い点でも有り悪い点でも有るのだろう。 据え膳から発想したのは彼が空腹か否かで、其れを訊けば一度社の奥へと潜り込み。 数分後帰ってきた自身の掌には沢山の狛犬に対するお供物で。 果物から和菓子迄揃った其れずずい、と差し出せば 「 此れ、なんか沢山呉れたんだ。 良かったら食べてよ。 」 にへ、表情緩ませて見せ。 彼の言葉に涙が溢れそうになった。 嗚呼、彼と出逢えて良かったと心底思える。 言葉は返さず、代わりに緩く抱き締めて遣れば撫ぜる掌に瞳見開くも気持ち良さそうに眼を細め。 次いで訪れる擽ったい様な、気恥しい様な感覚に 「 ひゃう、ん..は、朝芭あ..。 」 なんて声が漏れて仕舞うのは仕方の無い事だ。 頬紅く染め上げ、生理的な涙に依り瞳潤ませては彼の舌の動き1つ1つにぴく、反応示 足元覚束無い様子。 「 離れる訳が無いよ。罰..? え、と。 俺何か悪い事したっけ。___ 嗚、ずっと昔に 何かに背いて..其れで、どう為ったんだっけ。 俺は..罪人、なのかな。 」 薄らと蘇る過去の記憶に小首を傾げ、思案する。 思い出せそうで思い出せないもどかしい感覚が胸につっかえ、気持ちが悪い。 然し彼の顔を見詰めていると其の苦痛も消えて仕舞うのだから不思議だ。 「 ___.. うん、亦ね。朝、芭。 」 こんな顔をしては彼が安心して帰れないではないか。 自身の気持ちを押殺し、笑顔で見送ろうと思ってた。 だから、其れに合った表情をするべきだ。頭では解ってる筈なのに。 寂しさと作り笑いの入り雑じった、なんとも云えぬ表情に為って仕舞う。 己は愛する人を笑顔で見送る事も出来ぬ弱い妖なのだ。 )
( うりゅりゅ..。/ あざとい。← / 嗚呼、おいくらですか。/ 財布準備。 / Σ / あいあむぺぇん!、/ !? )
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