ぬし 2015-08-09 20:32:05 |
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___.. 別れ、って何の事? え、と。 俺は朝芭から離れるつもりは無いから 別れなんて来ない、ね。( 彼の発言理解出来ず、首を捻るばかりで。記憶が無い故に能天気な発言ばかりに為って仕舞う。 .. 其れが彼を傷付け、苦しめる事に繋がる発言だなんて到底考え及ばずに。 " 別れなんて来ない " 然う信じて疑わないのは傍から見れば馬鹿な行為だと後ろ指を差されて笑われるかもしれない。 ___ .. 其れでも尚、彼を信じたいのだ。彼が己から離れ、何処かへと消えて仕舞わぬ限りは別れは来ない。 絶対に。 「 はは、朝芭 温かいね。 … ふあ、御免なひゃい。 離ひて、此れやらの。 」 ふるふる首振懇願。 頬撫ぜる掌に隻掌重ね、其の腕にちゅ、と先程の御返しして遣。 何処かで訊いた話だが、腕への口付けは " 恋慕 " と謂う意味が有るらしい。 .. 真偽は分からないのだが。 こんなにも恋焦がれた相手はきっと後にも先にも彼だけと為るだろう、其れ楢彼を逃さぬ様に最善を尽す迄だ。 「 .. 御免。 然う、だよね。 勝手な事謂っちゃった。 俺は狛犬だもん、此の社にずっと居なきゃ。 ___ 命尽きる迄、ずっと。 」 何故こんな身分に産まれ落ちて仕舞ったのだろう。 犬神や、送り犬だったらずっと彼の傍に居る事が出来たのに。 なんで、なんで。 こんな風に想う事は初めてだ。 ずっと、己の役目に誇りを感じて生きてきた筈だった。 自虐的な言葉を述べて仕舞う。 謂った後に後悔する事は何度目なのだろう、一度口にした言葉は戻らないって解っていたのに 止められなかった。 又涙が溢れそうになる目許をぐしぐし袖で拭い、無理矢理にでも隠した。 __ 朝芭に心配は掛けたく無かったから。 「 ..ぷは、朝芭可愛い。 ね、顔真っ赤だよ? もっと俺に見せて、朝芭の可愛い顔。 」 覚悟をしてた事馬鹿らしく思え、吹き出して仕舞った。 何と愛しく、可愛らしい姿なのだろうか。君に出逢えて初めて切ないと謂う感情と、愛しいと謂う愛情を感じる事が出来た。 俺は世界一幸せ者な妖なのかもしれないな、なんて想い巡らせ。 )
( 照れ顔も美味しいですmgmg。/ ← /よっしゃでは先ず恋のABC何れから始めますk/ 殴 / …主さんが@大好き愛してると謂って下されば復活出来る気がすr。 / ぼそ )
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