刀剣男子 2015-08-04 05:01:37 |
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―…っ…!
(こちらの心中を見透かしたような言葉に思わず顔を上げて。人間の欲望に翻弄された刀生を送り、持ち主を転々とし安息の眠りから無理矢理引きずり出された過去を持つ彼だからこそ、その言葉に重みを感じる。かといって決して自ら折れることを望んでいるわけでもなく、先の事に悲観することのない強かさに胸を打たれ、思わず言葉をつまらせて。ちらりと後ろを見る相手の優しい表情に思わず足が止まり、相手が手入れ部屋に入っていくのを感じながら「…馬鹿。優しすぎるのよ。」上ずった声で呟き、潤んだ目を乾かすべく上を向いて息を吐いて、落ち着いたところで手入れ部屋に入り。)お待たせ。
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