The flower which floats.*

＞サントス
お、おうおう…随分元気のいいお嬢さんだねえ…。そうだな、しいて言うなら自国の船を探しているかな…。
(誰か通りかからないかと考えていた矢先にまるでマシンガンの如く捲し立てるような言葉の乱立と共に現れた少女に思わずたじろいたように声を漏らすと僅かに顔をひきつらせ。別に見知らぬ人間と話すことに抵抗などないが若さゆえか快活という言葉をそのまま体現させたような彼女の様子に少しだけ青さと眩しさを感じてしまい、少しだけ考え込む様な間を置いた後漸く自身の現在の目的を口にすると緩く首を傾げて見せて。)
(/絡みありがとうございます、こちらこそこれからよろしくお願いいたします！)

＞ミハイロフ
…ふふ、天下の船長様もそんな汚い口利けたんだねえ。
(恐らく此方の先ほどの態度を真似しての行動だろうが、誇りと威厳に飾られた船長という役職に就くものとは思えない汚い言葉を発した相手に思わずきょとんと呆けた後自然に漏れだしてしまったような笑みを浮かべ。軽く口元に手を当てながら可笑しそうに言葉を続けるとひとしきり笑ったところで背後に腕を回してそのまま組み、とんとんとリズムでも刻む様な軽やかな足取りで相手の横に並ぶと相手の顔を覗き込むように上体を傾け。)
それじゃあ船長様、麗しのレディじゃあありませんが甲板までご同行願えますか？

＞キャロライン
あー…そうか、うん…。他の船員ならまだしも、私はだめだろうなあ…。
(しゃがみ込んだ相手が気分を悪くしていたわけではないと分かり安堵したのもつかの間、やはり何となく感じていた通り他国船に誤って乗船してしまっていることを知らされれば思わず額に手を当てながら疲れたような息をついて。自国の船に乗り慣れた他の船員ならば他国との交流という名目の元他国船になることもあるだろうが、配属されて間もない自分が自国の船にも慣れていない癖にこうして他国船に乗船しているなど不相応に他ならず。しかし今更悔いても仕方がないとやや時間を掛け自身を納得させると俯いていた顔を挙げながら再び相手に視線を向けて。)
ええっと…それじゃあ、ちょっと通信室に案内してもらえないかい？自国に…アルド＝クラレの船に私の所在を伝えなくてはいけなくてね。

＞竜
…ああ、船長様か。すまないね、こっちの不注意だったのに助けてもらって。お蔭でどこも打ってないよ。だから…その、そろそろ離してくれないかな？
(船員の長、とやや遠まわしな回答ではあったもののその言葉の意味はすぐに分かり、不躾ながら相手を足元から頭まで眺めた後小さく頷き言葉を漏らして。恐らく離すタイミングを失っているのだろうか、掴まれたままの腕に視線を向けてから改めて相手の方の見上げると苦笑交じりに謝罪と感謝を口にして。それから相手に掴まれた腕を軽く持ち上げながら少々気まずそうに言葉を続けると何となく居づらい空気を紛らわすように空いている方の手で項を掻いて。)