ヌシ 2015-07-26 20:56:20 |
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>竜
ッ、ああ…悪い、きちんと前を見ていなくてね。君は…ごめんね、誰だったかな?
(衝突した勢いからするに壁にもたれるにしてもそれこそ板張りの壁が大きく音を立てるくらいの衝撃は覚悟していたのだが、腕を掴んだ相手のお蔭でとんと肩が壁に当たる程度のごく軽い衝撃しか訪れることはなく、安堵から息をつくと共に固くなっていた体をほぐし。壁から体を起こし体勢を整えてからぶつかってしまった彼に謝罪を口にするが、就任してから間もなく更には他国の船長という遠い存在のせいか顔をきちんと認識しておらず。此方の名を知っているということは会ったことがある人物だったか、と思考を巡らせるもののどうにも思い出すことが出来ず。流石に申し訳なさそうに眉を下げながら言葉を返すと緩く首を傾げて。)
>ミハイロフ
はは…そこまで信用されているとなると、ミスを犯した時が怖いねえ…。
(信用されているということ自体は彼の船で働く身としては嬉しい限りだが、実際今さっきまで迷子になりかけていた自身をしっかり者、などと称されると少しだけ居心地が悪くなってしまい。困ったように乾いた笑い声を零しながら言葉を続けると軽く肩をすくめて見せて。差し出された相手の手は紳士のそれを彷彿とさせるがふと笑みを零すとサラファンの裾を引きながら淑女がドレスでお辞儀をする時ような恰好を取り。再び口を開き相手の行動にわざとらしく畏まった言葉で意を唱えるとにっと口元に笑みを浮かべて見せて。)
…お言葉ながら船長、私はこのようななりではありますがこの船に乗った時点で「女性だから」という優遇差別は糞溜めに捨てて来ました。ですから、大変恐縮ですが貴方様のお手を取ることは叶いませんの。
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