▲▽ 2015-07-15 01:48:59 |
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:時雨
……嗚呼、畳が濡れてしまった。
( 随分と驚いた様子の彼を見遣れば愉しそうに笑うもののふと己の足元に迄目線を下げれば今気づいた様子でポツリと呟いた。しかし彼の部屋に関わらず其れに謝罪する気は無いらしくすぐに笑みを顔に貼り付け畳に点々と跡を付けながら彼の反応を待ちどうやら肯定側の反応だと勝手にも受け取ってはにこりと、しかし決して優しげではない表情で目を細めて。『…さァ、海へ行こうか。其処で俺が何をしてェのか教えてアげるよ』彼の表情の変化をあざとく見つけては首に掛けていた其の手を又移動させ今度は突拍子も無く彼の手を取り前記。其れと同時に繋いだ彼の手も随分と濡れてしまったが気にも止めずに気味悪く微笑むのだろう。 )
:旦那様( 巳丞様 )
…はア、魚かイ。中々悪かないねエ、魚ならこうして息を吸う必要が無ェからずっと潜って居られるからさァ。
( ふと聴こえてきた声に顔をそちらに向けることは無いまま言葉を返し始め。もう戻らなけらばならぬ時刻かと少々声色に残念味を滲ませてはいるものの振り向いた其の表情は何時もの気味が悪い微笑みなのだ。自分の愉しみを邪魔されては堪らず何時もなら邪魔してきた人間を男女関わらず水に引きずり込む所だがどうしてか今はそんな気分になれず水を滴らせながら砂浜に居る彼の元へと飽くまでゆっくりと向かっては。相手が彼であったが為に"そんな気分"にならなかったのかも知れないなんて人知れずに頭の隅で考えてから『水の中は音が無いのさァ。此の口煩ェ三千世界で唯一たった一人になれる。…でもなア、ちょいと不都合が生まれンだよ。其れが何だか分かるかイ?』突然に小さな声量で話始めたのであった。 )
( /いえいえもうとんでもない!!此の只の薄気味悪い男を素敵だと誉めて下さり有難うございます。巳丞様も素晴らしいキャラで、もう先程からニヤニヤが止まりません!!←此方こそ家の問題児が迷惑を御掛けしまくると思いますが宜しくお願い致しますっ。 )
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