ノアール狐 2015-07-12 02:11:13 |
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「!?」
「!?」
残りの奴等は何があったか理解不能って感じで立ち尽くしている。ホント、低脳。
「……で?お宅等、何の用っすか?」
「…え…あ、その…」
「ハッキリしろっすッ!!!こっちは朝っぱらから大声で喚かれたうえに玄関ぶっ壊されてんすッ!!んなことするからには、それ相応の用事があるんすよねェ…?」
「ひっ……そ、その……あの…」
「あん?」
「さ、佐藤って男に、借金を返して貰いに……」
ああ、ただの借金取りが家を間違えた
またはここに逃げ込んだと思った
ってことっすね……
ふーん……
「タヒね。」
ドスッ!!
「ひぃぃぃぃぃ!?!?!?」
あまりに苛ついたので、玄関の壁を思いっきり殴った。
ヒビが入ったのは気にしないでおこう。ドアと一緒に改修するし。
「………帰れ」
「……へ?」
「え、いや……あの……」
満面の笑みを作る。
我ながら良くできていると思う。
「早く帰った方が、身のためですよ?でないと、運が悪ければ半殺しで全治半年くらいに骨とかいろいろ粉々に_____」
「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」」
全力で逃げていく男達を睨みつつ、後ろに隠れていた霊花の様子を確かめる。案外、目を輝かせてこっちに憧れにも似たような目線を送ってくる。
「はぁ……全く、迷惑極まりないっすなぁ…今度来たら問答無用で半殺しっすね」
「……かっこいぃ~…」
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