……あれ、もうこんなに時間経ったのか… (自室にて、霧は先日買った小説を読んでいた。ふと、時計を見てみると没頭していたためか、数十分はかかったようだ。ページも半分ちょっと位進んだ。固くなった体を伸ばして、ふぅ、と、息を吐いては栞を取り出し、一旦小説を閉じた)