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No.2
by 主 2015-06-16 00:00:36
光闇の双子は何方も姫君で、神と同じ名を授かった。2人はすくすくと育ち、1歳の誕生日の前夜、悲劇は起こった。何者かの手で双子は攫われてしまったのである。両国は混乱し、そして憎しみを互いの国にぶつけることにした。彼方の使者が我らが姫を攫った、と仮面の男の言葉を信じ…。
それから15年。互の国の境目には10mは有る壁が設けられ、海沿いも船や砲台が設置された。居なくなった光闇の双子の代わりに隣国から王族の血を引く貴族の男児を迎え入れ、跡取りとした。そんなある日、2人の少女が国を訪れたことにより事態は急変したのである。