@ 2015-06-13 07:14:30 |
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>結華
-----別に。
(相手からのお礼は真っ直ぐと伝えられると、困ったように視線を彷徨わせながら短く上記を返すだけ。こんなにも真っ直ぐ思いを伝えられるのは得意じゃないが、やっていることは間違っておらずそれ故に居心地が悪い。相手の手が離れると気を落ち着けようと軽く頭を掻く。すると、頼んでもいない自己紹介をする相手に視線を向け。しかしその笑顔はひどく歪で。それでいて相手がそれを平然とやるものだから持ちたくもない警戒心が必然と湧いてきてしまう。この世界に来るような人は、皆こんなような奴ばかりなのだろうか---自分と同じような思いを抱く人間はいないのかと考えているとそれを読み取ったのだろうか。一方的に会話を続ける相手の言葉に眉を寄せれば警戒するように、そして苛立ちを隠しもせず真っ直ぐ見つめれば「あんたとは同じ境遇だ。俺も少し前にあんたのように迷い込んできた。ただそれだけだろ、俺がどう思ってようとあんたに関係ない。俺が元の世界に帰りたいと思っていようがあんただって興味ないだろ」と突き放すように言って)
>クリア
……まぁ、それなら。
(信用出来ないとはっきり断言した自分を信頼する。そんな相手に浮かぶのは何故、どうしての疑問ばかりで。アリスだからと言えど、他人をそう簡単に信用するなんて言うものではないと口を突いて出そうになるのを喉元で突っ返させて引き止め。やがてゆっくりと口を開けば呟くような声で上記。自分が手を取ったのを見て楽しげに相手が笑えば、引っ張られて隣に立たされ困惑が思わず顔に出て。「わ、わかった……えっと、よろしく……」暫くこの世界にいるのなら、と相手の手を取ったのは自分だ。それは問題ではないし案内してくれるのならむしろ感謝すべきだ。しかし慣れない距離感に戸惑いは消えなくて、どこか覚束無い言葉を並べて小さく頭を下げては相手にお願いして)
>マッドハッター
……あんた、その、凄いんだな。
(この世界は自分が望んだ世界。ならばこんな事が起きるのも自分が望んだことだろうか。それはもはや分からないことだけれど、こうして目の前で起きたものはとても綺麗で美しかった。相手はもっと得意なこともあると言うけれど、これだけでも十分凄いというのにまだ何かあるのだろうか。すると驚きと好奇心を滲ませた声で呟くと、普段はあまり動かない自分の目元が微かに微笑んだように感じて。思わず目元に手を当ててそれを確かめるように撫ぜては、それをどこか意外に感じて。しかし不意に相手からお茶のことを言われれば、慌てて気づいたようにティーカップへと視線を向け。相手が選んでくれたティーカップに、相手が選んでくれた紅茶。社交辞令もあるのだろうが、それでも自分の為に誰かが何かをしてくれるというのは久方ぶりで。それを堪能するようにティーカップに指を掛け、おずおずと口元まで運べば軽く覚ましてから口の中に注ぎ入れて。「おい、しい……あったかい……」此処に来てからずっと気を張っていたからだろうか。体に注ぎ込まれる温かさにゆっくりと体の力が抜けていき。自分好みの美味しさに感嘆を漏らしてはもう一口と口に含み。そのまま相手を見つめては、どこか照れたように視線を彷徨わせているとやがてゆっくりと口を開いて「……あり、がとう。少し、落ち着いた」と呟いて)
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