語り部 2015-06-01 15:26:11 |
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【丘】
>世良さん
……そう。別に、嫌なわけじゃないからいいけど。
(相手の言い分はよく分かるし、確かにこの広い街にたった数人しかいないのなら誰かに話しかけるもの全然不思議でもなんでもなくて。しかし何故自分なのだろうかという疑問は自然と自分の中で浮かんできて。話すのならもっと適任がいるだろうにという思いもあるが、相手が偶然自分を見つけて、誰でも良かったのなら確かに自分に話しかけるのは何も不思議ではなく。勝手にそう結論づけて、上記をポツリと呟けば少し目を伏せて。「……あのさ、そういえば君の名前。なんだっけ」話を聞くのは嫌じゃない。しかし話を聞く上で不自由があるとすれば、それは自分が相手の名前を覚えていないということ。今更聞くというのもあれだが、しかし聞かなければいけない気がして、隣に座った相手に顔を向ければ悪びれもせず前記を述べて)
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