土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
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岡崎 思うに、そういうたどたどしいセリフのやりとりも『アマゾン』の面白さだったと思います。(略)あくまでも『自然が俺の友だちだ』っていうスタンスが本当のアマゾンらしさだと思うんです。
村枝 実際、初期の頃なんかは都会でいつも独り寂しそうにしていて、『早くジャングルに帰りたいなあ』って顔してるじゃないですか。そういうアマゾンのナイーブな面が、僕たちの子供心にもヒシヒシと伝わってきました。
岡崎 子供の感受性は侮れませんからね。アマゾンは強い正義のヒーローではあるんだけども、その内面は驚くほど繊細で壊れやすい。だから、見ている子供たちも「自分がアマゾンの理解者=トモダチになってあげなげればいけないんだ」「自分がアマゾンを守ってあげなげければいけないんだ」と、そういう思いをどんどん強くしていったんじゃないんでしょうか。
村枝 おっしゃる通りだと思います。しかも『アマゾン』にはマサヒコという、僕たち視聴者を媒介してくれるモニター的な登場人物がいた。「マサヒコがアマゾンのトモダチになれるんだったら自分たちだってトモダチになれるぞ」って。僕自身、そういう気持ちは間違いなくありました。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』16巻 ZKCファイナル特別対談 岡崎徹(アマゾン・山本大介役) × 村枝賢一 より
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