土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
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父の演じたライダーマンをブラウン管で一番最初に観たのは、小学校3年生のときのお正月特番『10号誕生!仮面ライダー大集合!!』になります。
ライダーマンは、すごく人間的なキャラクターだと思います。改造も半分くらいで口もとが見えたり、裏切り者だったり。そんな、改造人間になりきれない部分が人間くさかったりするんですが、逆にそういう部分が、ライダーマンの「魅力」なのだと思います。ときには足をひっぱったり、一方では命をかけて仲間を救ったりする。弱くても敵に立ち向かわなければならない、そのときに自分の正義が問われる。だからこそプルトン爆弾と一緒に自爆し、最後には正義を守ることができたんじゃないでしょうか。
そんな、自分に対する葛藤があるキャラクターだからこそ、V3と比較されながらもい今なお強烈にファンに愛され続けているのだと思います。
村枝賢一先生の『仮面ライダーSPIRITS』を読んだときには、父だったら「こんなにカッコよかったかな」と、照れるんじゃないかって思いました。第6話で、ヘルメットが割れて血が流れたりしてますけど、こういうのって、ライダーマンでしかできないですよね。口もとが見えるので、怒りや微笑みもダイレクトに伝わり、読んでるほうも感情が入ります。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』2巻 あとがき 私の父、ライダーマン。 女優・山口貴子 より
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