土佐人 2015-05-26 05:15:51 |
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切通 二人のウルトラマンを最初目撃した時「この中のどちらかと戦うことになるのか」って梶尾が言うんですけど…。
中上 鋭いですね。何でそんなこと言ったんでしょうね。
切通 テンカイを洗濯機に喩えたのも梶尾だし、「悲しみの沼」の冒頭でも、怪獣の声を自分だけはちょっと違う風に聞いて…。
中上 あぁ〜。ロマンチストですよね。(略)何か傷を持っていますね。お父さん多分亡くなってますよ(笑)。それと裏腹にすごいプライド持って、我夢みたいなのが入ってくると、最初はもちろん気に喰わないだろうし。
でも、もうちょっと我夢を認めるの遅くてよかったよね。
吉岡 意外とアッサリ。
(略)
吉岡 (略)なんかむしろ、ウルトラマンっていうのは架空のもので、自分たちの信念の姿が、ああいう姿に表れている。もう怪獣も居ないもので、でもそんな見えないものと戦っているイメージがありましたね。
(略)
高野 いや、なれないだろうな。ウルトラマンだったら。無理でしょう。怪獣とかならあり得ますけど、何か変身するっていうのって、無理じゃないですか。
僕はいい加減な人間なんで。やっぱり責任感がある人がなった方がいいんじゃないスか。
中上 学級委員決めてんじゃねぇぞ(笑)。指名されても拒否してんじゃないなんだから。
吉岡 実際の話、僕がこの番組の主人公になって、ウルトラマンになって地球を守ってるのを見て、やっぱり周りは笑ってましたね。「お前がなんで地球を守ってんだよ」みたいな。「だったら僕が守るよ」とか(笑)。
(略)
ウルトラマンになってもやられちゃう時はやられちゃいますし、勝つ時は自分が信じてるものが正しい時て、相手に非があっても相手に非がない時は多分負けるでしょうし。
だから吉岡本人がウルトラマンになったところで、地球は守れないだろうとは思いますけどね(笑)。
ソニーマガジンズ『地球はウルトラマンの星』第3章 命すむ星 吉岡毅志 高野八誠 中上雅巳 切通理作 より
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